子だくさんの大家族ドキュメンタリー番組として人気の『痛快！ビッグダディ』（テレビ朝日系）シリーズ。主役の“ビッグダディ”こと林下清志さん（48）と離婚した元妻の林下美奈子さん（30）が11日、都内で行われた告白本『ハダカの美奈子／ビッグダディとの2年間、あたしの30年間』（講談社）のサイン本手渡し＆握手会イベントに出席した。
4月2日に清志さんと美奈子さんは正式に離婚。清志さんは、故郷の岩手で4人の子供とともに、美奈子さんは宮崎で6人の子供とともに、それぞれ新たな生活を始めている。しかし、美奈子さんは、苗字も「林下」のままで、「清志さんとの結婚指輪」が左手の薬指にキラリと光っている。現在の美奈子さんの心境や「避妊したのは一度だけ」という“ビッグダディ”の発言の真意についても語った。
「こんにちは、林下美奈子です。本日はお集まりいただきありがとうございます。この本を手に取って読んでいただけたら嬉しいです」と、冒頭あいさつしたように、美奈子さんの苗字は「林下」のまま。
さらに、この日も左手薬指には、「清志さんとの結婚指輪」がキラリと光っていた。この件に関して、写真週刊誌『FRIDAY』（講談社）副編集長によれば、セミヌードのグラビア撮影の時に、「結婚指輪を外すシーンを撮らせてほしい」とお願いしたところ、美奈子さんは、「今でも好きなので、それはできません」と、指輪を外さなかったという。
報道陣から、今も左手薬指にはめられたままの指輪について質問が飛ぶと、「清志さんの結婚指輪です。外すつもりはなくて、お守りみたいな感じです」と、きっぱりと意思を示した。
離婚の話は清志さんの方から切り出されたそうで、「（離婚の話が）出た当初は、私の気持ちが子供と離れたくないということで、納得できなかったんですけど、今は離婚してよかったのかなあと思った。子供のため、子供にとって一番よい環境にしようということで離婚した」と、理由を明かした。
現在の心境について、「正直、寂しいですね。大きいお兄ぃちゃん、お姉ぇちゃと離れてしまうことが寂しかった。（私自身）もっとしっかりしなきゃ。子供たちは非常に甘えん坊になりました。人数が減ったので、ご飯を作る量が減りましたね。どっちがいいとは言えない。どっちもいいです」と、父親、頼れる存在がいなくなった心情を吐露。
それでも、ビッグダディとはいまでも、3日に1回ぐらいのペースで子供のこととかで、連絡は取り合っているそうで、この日は、6人の子供たちのお守り役として、“ビッグダディ”の長男・新志さんが駆けつけた。
あらためて、清志さんへの思いを聞かれると、「清志さんは、自分を持っていて尊敬できる部分いっぱいある。私にない部分がたくさんある。今でも尊敬できる方です」と、真しに語った。
さらに、4月27日の清志さんが自著の出版イベントで、復縁の可能性について、「可能性は低い」と言いつつも、復縁の可能性を否定していなかったことと、「避妊を1どしかしたことがない」と語ったことが、報じられている。
まず、「復縁の可能性」について問われた美奈子さんは、「お互い、血のつながった子もいれば、一緒に暮らしていた子もいるので、完全に100％ないとはいいきれない」と、こちらも、将来において、その可能性を完全否定しなかった。だが、「具体的に話はないです。いまは、再婚は考えてないです」と、語った。
次に、ナイトライフについて問われると、「『自分の子供を望まないそういう行為はしたくない。するとしたら、否認しない』という意味だと思います。一回も付けたことないではなく、一回もコンドームを買ったことがない」と訂正した。
美奈子さんの自著の中で、「離婚が決まった後も求め続けた」と書かれている点については、「お互いに好き同士ですし、子供のための離婚だったので、お互いの気持ちには変わりないので、自然の流れに。愛情がとても感じられるものでした」と、恥ずかしそうに語った。
強烈なインパクトがあったセミヌードについて、「ちょっとやり過ぎちゃったかなぁと思う。きれいだったので、きれいに撮っていただいたのでよかったです。あれ以上はないです。ギリギリです」と、2度とないと断言。
今後の芸能活動については、「興味はあります。お話があれば、出来ることは挑戦してみたいとは思います」としたが、具体的な話は進んでいないそうだ。
奇しくも、元夫婦がほぼ同時のタイミングで、告白本を出版し、売上競争など、ライバルを煽るような報道もあったが、「ライバル心や対抗心は特にないです。（清志さんの本は）読みました。聞いていることばかりだったので、驚きなかった。売り上げの競争というのはないです」と、感想を語った。
美奈子さんの自著の方は40万部と、かなり売れており、かなりの印税も入ってくると思われるが、「子供のために使いたいですね。人数いますし、これから学校行かなきゃならないし」と、こどものために使うという。
最後にどんな人に読んでほしいか聞かれると、「私は過去に何回かつまずいてきたことがいっぱいあった。今、つまずいている方、悩んでいる方に、私みたいなひとでも元気に生きているから、何とかなるよ」と、エールを送った。
別居、離婚の真相はもちろん、父親からのDV、15歳で妊娠、元夫からの執拗なDV、2度の離婚、殺された元彼、番組では隠さざるを得なかった2つのタトゥー、そして、番組放送中にミイラ化して孤独死していた父親。18歳年下の妻として一緒に過ごしたダディとの2年間、そして30年の壮絶人生を振り返る――。どん底なんかない。生きる勇気を与える一冊となっている。
同告白本は、1200円（税別）で絶賛発売中
