
俳優・佐藤二朗(42)が4日、都内で行われた主演映画『マメシバ一郎3D』(監督:亀井亨/配給:AMGエンタテインメント)初日舞台挨拶に俳優・高橋洋(39)、アーティストで声優の高橋直純(年齢非公表)、亀井監督(42)とともに出席した。
09年にドラマ、映画化された『幼獣マメシバ』の続編。口だけ達者な37歳中年ニートの芝二郎(佐藤)と相棒のマメシバ・一郎との絡みが昨年ドラマで放送され、好評だったが、今回はなんと二郎がお見合い! ヒロインに女優・臼田あさ美(27)を迎え、しかも3Dという迫力の画面で映画化された。
グレーのスウェットにジーンズというラフな格好の佐藤は、「人に見られる仕事をしているけど、服のセンスがよくわからない。亀井監督には勝とうと思って来たら、予想的中。ジャージで来ようかとも思ったけど、嫁に『それだけはやめて!』と言われた」と、同じようないでたちの亀井監督を引き合いに出し、のっけから笑いを取る。
前作『幼獣マメシバ』からの続編だが、二郎は成長しているどころか、またニートという役どころ。これについては、「人の成長は右肩上がりではなく、蚊取り線香のように同じところをグルグル回るものという話を聞いたことがあるので、『マメシバ一郎』で、また引きこもりに戻ってるけど、それもいいかなと。成長しているかどうかは、みなさん観てのお楽しみ」と、見どころをアピール。
二郎の親戚で、郵便局員役を演じた高橋洋は、「少しづつ変わっていく二郎ちゃんがいて、そばにいる自分はそんなに成長していると思わないけど、関係性はずっと続いていくような…」とコメントが尻すぼみになったところで、佐藤が「こんな長い時間かけて、中身がない話も初めてだ!」と突っ込みを入れる。
ペットショップ店員役で、主題歌「大切なキミ」を歌っている高橋直純が、「撮影された後に作った曲で、僕が大好きな表情を二郎ちゃんがしたときに、一気に歌詞がわいてきた」と歌に込めた思いを語ると、佐藤が「いいこと言った!」と、思わずハグ。
そして、昨年末、第1子となる男児が生まれた佐藤に出産祝いの花束を届けるために、マメシバの一郎が登場! 佐藤は観客の祝福に、「ありがとうございます。これに関しては、それしか言いようがない」と、喜びの表情。撮影中は生後50日で小さかった一郎も、現在は7ヶ月ということで、大きくなっており、佐藤が抱っこするのにもひと苦労。佐藤が「俺のこと覚えてるか? 完全にシカトです…」と呼びかけるも、一郎がジタバタと暴れ続ける。
ここでMCから「いまのお気持ちはどうですか?」と聞かれた佐藤は、「俺はいま暑いです。とりあえず、じっとしてほしい」と返し、場内は爆笑に包まれた。
4日より全国フル3Dロードショー!






