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栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」

栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
『配達されたい私たち』完成披露試写会

 女優の栗山千明(28)が7日、都内でWOWOWの連続ドラマW『配達されたい私たち』の完成披露試写会に塚本高史(30)、子役の須田瑛斗(6)、原作者で脚本家の一色伸幸と登場した。

 うつ病になった男が廃墟の映画館で7年前に捨てられた7通の手紙を拾う。男は人生の“カウントダウン”として手紙を届けることにする…映画『私をスキーに連れてって』などで知られる一色の自身のうつ病克服体験を元にしたヒューマンコメディ−がWOWOWでドラマに。5月12日からWOWOWプライムで放送され第1話は無料放送される。全5回。

栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
『配達されたい私たち』完成披露試写会

 原作・脚本を手がける一色は「誰にでも起こりうる普通の病気」と語り「20年ほど前に2年ほどうつ病になったんです。好きな曲を聞いて気分があがるように“観る抗うつ剤”って作れないかなと思ったんです」と語り「最終回の10分っていうのはひたすら気持よくなるので、とにかく最後の10分を観ていただきたい」とアピールした。

 うつ病に主人公の澤野始を演じた塚本は役作りに苦心したといい「まったく正反対な僕みたいな人間が、どう病気と向き合うのか。どうやったらうつ病に見えるか悩みました。今回は“澤野始病”と考え、特にうつ病患者のようにこう話そうというのはしなかった」と明かした。特に気をつけたことに「ネガティブな事を喋る時は生き生きと話し、ポジティブなことを喋る時はめんどくさそうに話すようにしました」と振り返ると、一色は「本当に悩んでたよね。こんなに悩んでる塚本を観るのは初めて」と目を細めた。

 作品にちなみ「7年後の自分にどんな手紙を送りたいか?」と聞かれると、塚本は「5歳と3歳の息子、娘がいるんですよね。7年後の息子に『父ちゃんかっけえか?』というのを聞いてみたいです」とニッコリ。瑛斗くんも「ドラマの時は静かだったけど、(空き時間に)ご本をいっしょに読んでくれて、遊んでくれたのでうれしかったです。ウォーリーをいっしょにさがしてくれて」と塚本のよきパパぶりに笑顔だった。

 爽やかなブルーのドレス姿の栗山は「手紙を出したいのは、親ですかねえ。一緒に住んでいるというのもあって普段言えない、今の自分の想いやありがたさを伝えてみたいな」と話し「書くっていう行為自体が素敵だな。年月関わらず手紙に触れてみたいな」と感慨深く語った。

 また、劇中歌に使われ、公式サイト(http://www.wowow.co.jp/dramaw/haitatsu/)でも公開されている『ちくびくんのうた』について栗山は「『ちくびくんのうた』って聞いた時は『冗談ですよね?』って聞いちゃったんです。でもちくびくんの物語に対して想いが強いので、みなさんは何なんだろうと思うと思うんですけど、(このドラマの)ユーモアと切なさがこの曲にすごく現れているんじゃないかなと思います」と『ちくびくんのうた』を絶賛。塚本も「俺、変なドラマ出ちゃったなと思ったんですけど、後から効いてくる歌なんですよね」と愉快そうに語った。

 「今回の主人公は悪役・ヒールで、ずっと深いところを潜っていたやつが最後の10分で出てきて息を吸うような、気持よくなれる作品。本当に最終回まで見て欲しい」と呼びかけた。

栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」

栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
栗山千明
栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
塚本高史
栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
須田瑛斗
栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
一色伸幸
栗山千明、不思議な劇中歌に「冗談ですよね?」
『配達されたい私たち』完成披露試写会
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『配達されたい私たち』完成披露試写会
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『配達されたい私たち』完成披露試写会
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『配達されたい私たち』完成披露試写会
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