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元阪急のアニマルさん死去 山田久志「リリーフ失敗して泣いていた」

 プロ野球の阪急ブレーブス(現オリックスバファローズ)で、アニマルの登録名で活躍した元投手のブラッド・レスリーさんが27日(日本時間28日)、米ロサンゼルス郊外のマリナデルレイで腎不全のため亡くなったことが30日、わかった。54歳だった。

 アニマルさんは1986年から2年間在籍し、トレードマークの口ひげと相手打者を抑えたときに見せた相撲の四股を踏むド派手なパフォーマンスで人気者に。なかでも、女房役だった現巨人ファンサービス部課長・藤田浩雅氏(51)は、アニマルさんからボコボコに殴られていた姿が印象的で、「グラブで殴られマスクが外れたところに頭突きをされ、3日間くらい鼻が痛かった。その時の鼻が曲がった瞬間の写真は今も持っています」と、当時を振り返った。

 1日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、アニマルさんは現役引退後、タレントに転身。『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』(TBS系)にも出演し、同番組で共演した俳優・谷隼人(66)は、「体は大きいけど、優しくて気配りのできる人。ロケ先でも、アニマルちゃんの明るさに助けられた」と、偲んだ。

 当時、阪急のエースだった野球解説者の山田久志氏(64)は、「何度もアニマルがロッカー室で泣いているのを見たことがある。自分がリリーフに失敗すると、『みんなに悪いことをした』と片隅でしくしく泣いてるんだ」と、2年間のプロ野球生活で、7勝5敗24セーブを記録したストッパーの繊細な部分も明かした。

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