タレントの夏川純（32）が29日、都内で話題の海外TVドラマシリーズ『ヒューマニスト〜堕ちた弁護士〜』トーク・イベント試写会に“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹（66）と登場した。
同作は『メンタリスト』で日本でも人気となったサイモン・ベイカー主演のドラマ。エミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど面白さは折り紙つき。父親の経営する弁護士事務所でハードなビジネスをこなし大金を稼ぐニック（サイモン）。しかし、麻薬取締法で逮捕され執行猶予3年、1500時間の地域奉仕活動を命じられ、仕事をしつつ児童法律相談所でも働くことになる。そこで彼が出会ったのは父親が殺人で逮捕された少年、義父に暴行された少女、同性愛が原因で家を追われた少年…彼らの弁護を務めるうちに彼自身も変化していくのだった。
「観終わった後に自分の体内が変わってくる」とコメントを寄せた尾木ママは登場すると「ボロボロ涙が止まりませんでした」と改めて絶賛。現在妊娠6ヵ月という夏川も「私もこれから母になるのでちゃんとニックのように子供と向きあっていかないといけない」としみじみ語った。尾木ママはサイモン演じるニックに「憂いを含んだ影。母性本能をすっごくくすぐられる」と瞳を輝かせた。
日本でも深刻な児童問題について尾木ママは「体罰や虐待が深刻な問題になっている。虐待をした親に聞くと『しつけ』だといい、学校では『愛のムチ』と呼ぶ」と憂慮。夏川も「もし自分の子供が学校に通った時にはどうやってシグナルを見つければいいのか心配」と不安そうに語った。
同作にちなみ“ヒューメン”という言葉を提唱した尾木ママは「子育てを楽しむこと」「心のイケメンであれ」「家族を護る」というテーゼを発表。子育てを楽しむコツを聞かれると「同じ目線になるのよ。赤ちゃんと同じようにはっておもちゃを取ったりしてみればいい。それを一緒に2時間やれば子供の考えていることがわかるようになるのよ」と経験から得た知識を伝授すると夏川も感心しきりだった。
“ヒューメン”の具体例については「芸能界では個人の好みになっちゃうけどぐっさん（山口智充）。体から子育てを楽しんでいることがわいてくる。ぐっさんは毎朝早くに起きて2時間子供と遊んでるのよ」と尾木ママ。一方、夏川は「やっぱり旦那さんですかね。すごく昭和の考え方をすしてたんですけど、子供ができて全部変わった。今は家事とか手伝ってくれるし、大きくなったお腹に話しかけてくれたりしてくれて心強いです」と幸せ一杯に語っていた。
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