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中村勘太郎改め勘九郎、襲名披露公演スタート!父・勘三郎も門出祝う

 歌舞伎俳優・中村勘太郎(30)改め6代目中村勘九郎が2日、東京・新橋演舞場で『二月大歌舞伎』襲名披露公演をスタートさせた。

 勘三郎が46年間にわたり名乗った名跡を受け継いでの初舞台。勘九郎は昨年亡くなった中村芝翫さんと、17代目中村勘三郎さんの両祖父が眠る墓にそれぞれお参りを済ませてから楽屋入りしたという。

 3日付のサンケイスポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、デイリースポーツ、スポーツニッポン各紙が報じており、父の中村勘三郎(56)や妻で女優・前田愛(28)らが見守る中、勘九郎は「もう感謝の言葉しかありません。今日という日の感謝を忘れず、一生懸命精進します」と、喜びを口にすることに。

 襲名後初の演目は昼の部「土蜘(つちぐも)」。高僧に化けた蜘蛛の精を不気味さ、古怪さたっぷりに熱演し、観客からは大きな拍手と共に「中村屋!」と掛け声が飛ぶこととなった。

 「口上」では、勘三郎が「私とは違う色で、新しい自分の勘九郎として芸の修業をしなければならない。これの良さは謙虚さ。一歩一歩前進して、ゆくゆくはあっぱれな歌舞伎役者になってほしい」と願いを込めるも、 「皆さまに“勘九郎ちゃん”とかわいがっていただいた名前。たいしたことはございません」と、いつものお茶目さを見せ、息子の門出を祝うことに。

 これに勘九郎は、「たいしたことあります。私にとってあこがれの名前。弟の七之助と手に手を取りながら、努力精進します」と、こちらは真面目に頭を下げた。

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