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ナオト・インティライミ初ドキュメンタリー作品に「何も起きなかったら2時間ぽかーんだった」

ナオト・インティライミ初ドキュメンタリー作品に「何も起きなかったら2時間ぽかーんだった」
あいさつ中には楽曲も披露したナオト・インティライミ

 歌手のナオト・インティライミ(33)が13日、東京・新宿バルト9で自身のドキュメンタリー映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』(監督:石田雄介/配給:東宝映像事業部)初日舞台あいさつに、石田監督とともに登場した。

 デビュー以前に28ヶ国515日間かけて世界一周した経験を持つナオトが、再び“音楽と出会い”を求めて旅に出る姿に密着したドキュメンタリー映画。過去訪れた国や初めて巡る国。世界の音楽と文化を体感し、その国の人々と歌い、笑う。さまざまな出逢いを通して、新たな楽曲が誕生する瞬間を追っている。仕込み、段取り、やらせ、いっさいナシの意欲作。監督は、『モテキ』の編集を担当し、見事日本アカデミー賞優秀編集賞に輝いた注目の石田雄介が初監督作を務めた。

 本作のために8年ぶりに旅に出たナオトは、「旅に出る前は、8年のブランクが自分の旅をどう変化させたのか、不安がありました。年齢を重ねて、大人になって、アラファト議長の前で歌ったことも今思うと自分でも信じられないし、自分はどこまでいけるのか、人とどう接するのか興味深かったんですけど、結果的に変わっていませんでした。成長していなかったんですね。アグレッシブさが変わらないっていう意味ですよ」と、爽やかな笑みを見せる。

 石田監督とは旅を通じて信頼関係を築いていったそう。初めは“さん”づけで呼び合っていたそうだが、エチオピアからは「お互い“さん”付けはやめようとなって、歳も近いですし今では“ナオト”“いっしー”の仲ですね」という。

ナオト・インティライミ初ドキュメンタリー作品に「何も起きなかったら2時間ぽかーんだった」
石田雄介監督

 その関係が作品にも現れているそうで、ナオトは「長い時間を一緒にいることになるので『空気』みたいになってた。逆にそれが良くて、俺が監督やカメラマンを意識しちゃってたら映画はこうはなってなかったと思います」と、明かすことも。

 触れ込みでも“仕込みなし”と謳っていることに、ナオトは、「何にも起きなかったらここに来てくれているお客さんも2時間『ぽかーん』だったわけですよ」と、いたずらっ子のように笑いつつ、「でも、コロンビアもカリブも、全部がリアル。こっちも何が起こるかわからないのが楽しいんですよね」と、ワクワクしていたという胸の内を。

 続けてナオトは、「クライマックスにもなっているカリブでの飛び入りライブの場面は、ギリギリまでどこでライブが行われるのかもわからないような状況だったんですけど、全員が『何かはじまるかも』っていう空気をキャッチして僕も撮影クルーもお互いの役割を信じ合って起きた軌跡の瞬間だったんです。旅の最後にして、それぞれが『Catch the moment』した、この旅を最も象徴した瞬間でしたよね」と、振り返っていた。

ナオト・インティライミ初ドキュメンタリー作品に「何も起きなかったら2時間ぽかーんだった」
ナオト・インティライミ

 最後にナオトは、「本当に、観てくれた1人1人に感想を聞きたい。ライブと一緒で、二度と同じ回はないから。何回観てもいろんな発見があると思うので、ぜひまわりの人に感想を伝えてくださいね。1人でも多くの方に観てもらえたらうれしいです」と、PRしていた。

 映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』は4月13日より全国ロードショー!

ナオト・インティライミ初ドキュメンタリー作品に「何も起きなかったら2時間ぽかーんだった」

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