6月8日、日産スタジアムで開票される『AKB48』の第5回選抜総選挙への立候補を辞退し、同グループから卒業することを発表した“さやか”こと秋元才加(24、チームK)が10日、都内で行われた『ANA×AKB48 プロジェクト発表会』に『AKB48』の“まゆゆ”渡辺麻友(19、チームA)、“ゆいはん”横山由依(20、チームAおよびNMB48チームN、“りっちゃん”川栄李奈(18、チームA)、『SNH48』の“まりやんぬ”鈴木まりや(21)とともに出席した。
ANAとAKBは、日本を含めたアジア地域で活躍する若者たちを応援する共同プロジェクト『Challenge for ASIA by ANA×AKB48』を開始。「世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献する」を経営理念に掲げ、積極的にアジア地域における事業展開を広めるANAと、日本国内だけではなく上海やジャカルタにも進出し、アジアで活躍の場を広げているAKBがタッグを組み、「挑戦」「アジア」を共通テーマにプロジェクトを展開していく。
場内には多数の報道陣が集まり、CAの制服姿の5人が登場すると、一斉にフラッシュがたかれた。
テーマとなっている「挑戦」にちなみ、今後挑戦してみたいことについて、さやかは「インドに行って、世界遺産や遺跡を巡って、いろいろな世界の文化を学びたい」とコメント。ゆいはんは「韓国語を勉強して、現地で値切り交渉をしてみたい。関西人なので、ガッツリ値切りたいと思います」と笑いをとり、りっちゃんは「ジャカルタに行って、『JKT48』の皆さんとお話してみたい」と語った。
中国・上海を拠点に活動している『SNH48』メンバーのまりやんぬは、「中国のバラエティー番組に出演するときは通訳さんと一緒だけど、通訳さんがいなくても出れるように中国語を勉強したい」 と目標を立て、普段一番使うという「お手洗いはどこですか？」という意味の中国語を披露。
囲みで、ANAのCAの制服を着た感想を聞かれたさやかは、「女性の憧れの職業の制服を着させていただいて、AKBにいてよかった。凄く嬉しいです」と、笑顔で返答。報道陣から「一番風格がありますね」と言われると、「メンバーの中で、風格だけは出していこうかなと思っているのでよかったです」と答え、周囲を和ませた。
この制服姿には、りっちゃんは「女の子はみんな一度は着たいんじゃないかなと思うので、着れてよかったです」、ゆいはんは「握手会で福岡とか北海道とか行かせていただくときにANAのCAさんの制服を目にしてきたので、まさか自分が着られるとは思っていなかったので、嬉しいです」、まりやんぬは「私たちはスーツを着ることはあまりないので、身が引き締まるというか、凄い新鮮な気持ちになりました」と、それぞれご満悦。
プロジェクトでは、ANA機内にて、過去4回のAKB48選抜総選挙を振り返るオリジナル番組が流れることも発表されたが、メンバー一同「恥ずかしい」と、下を向く。ゆいはんが「私はとくに恥ずかしいです。今年はそのときの感情に任せます」と、一昨年、昨年の総選挙で号泣したことを引き合いに出し、報道陣を笑わせた。
今回の総選挙は立候補という新しい制度が導入されたが、さやかは立候補を辞退。その心境についてさやかは、「私は選抜総選挙が節目かなと思っていた。それぞれ自分の夢だったり、進むべき道を決断していく中で立候補制になったということは、秋元(康)先生が常に言われていますけど、『AKB48』はセルフプロデュース、自分で考えていくのがある。これもファンの皆さんあっての『AKB48』なので、今年の総選挙も盛り上げていきたい」と、吐露した。
同時に『AKB48』の卒業も発表したさやかに、報道陣が「卒業は考えていた？」と質問すると、さやかは「デビューしたときからみんな独り立ちするときのことは考えていると思うけど、私はこのタイミングかなと思いました」と返答。
今後については、「まずは『AKB48』出身の女優としてしっかりと私が活躍していくことが、AKBに貢献できることかなと思います。これからもっと経験を積んで、荒波に揉まれて、『AKB48』で経験したことを生かしつつ、できる役も広がると思うので。役に捉われず、どんなことにも挑戦したい」と、女優として独り立ちすることを宣言した。
『Challenge for ASIA by ANA×AKB48』特設サイトは、きょう10日午後3時よりオープン。(http://www.dreamchallengers.com/)
