2006年「トリノオリンピック」スノーボード・ハーフパイプ日本代表だった、タレントの今井メロ(25)が6日、都内で初ヌード写真集『Mellow Style』(講談社)の発売イベントを行った。会見には同じく2006年「トリノオリンピック」同種目の日本代表だった、タレントで兄の成田童夢(27)も参加した。
アイドルアスリートとして注目を集めてから7年、2度の結婚・離婚を経て、現在、2児のシングルマザーであるメロが、ヌード写真集を出した。「中のあたりでメロメロになっていただければ」と、自分の名前に引っ掛けて明るく宣伝したが、思い切るまでには、「いろいろ葛藤があった」という。そして、兄は妹の写真集をどういう思いで見ているのだろうか。
メロが一大決心をした理由の第一義は、「子供2人いて、シングルマザーで、お金を稼がなきゃいけない」という切実な思い。その一方で、「子ども2人の将来があるから」と、「家族と母親という立場の間で悩みながら(写真集を)出そう」と決めたという。
兄の童夢にも相談したというが、「ビックリっというのと、やるならとことん悔いのないようにやらないとダメ」と、アドバイスしたという。出来上がった作品について、「男性が喜びそうか」と聞かれると、「妹なんで、そういう見方はできない」としながらも、「俺の妹がこんなに可愛いわけがないだろう!」と、想像以上の仕上がりになっていることをアピールした。
ヌードについてはあくまで「作品」として挑んだと強調。兄にヌードを見られることへの思いについてメロは、「『恥ずかしい』という思いよりは、『真の美とは?』と挑ませていただいた」と、あくまでも一つの作品として評価を求めたという。
そして、出来上がりについては、「恥じらい、ヌードという、いやらしい感じはなかった。一つの作品として記念すべき宝物になった」と、自信たっぷり。
報道陣から「写真集を大きくなったら子どもに見せる?」と聞かれると、メロは、「もちろん」と即答。「大きくなったら、人生につまずくこともある。そのなかで、『お母さんは、あなたたちの年代の時にすごい悩んでこんな決断もしてるよ』と、一つの作品として見せたい」と、堂々と語った。
お気に入りのカットは、2度、結婚しているが、今まで着たことがなかったウエディングドレス姿で、「初めて着ました。3度めの正直があるならという気持ちでした。清い気持ちで着たかったんですけど、再スタートという意味では、最後のページに持ってこれたのはいいものができあがったかな」と、自分の人生になぞらえた。
3度目の結婚については、「いつか幸せになりたいと思う。子供が小さいのと、自分の私生活がタフなので気が回らない。見る目を養ってのち、自分も成長してからですかね」と、苦笑いした。
昨年、女優に転身したメロの目標とする女優は天海祐希で、「宝塚ですごい訓練をされた方で、クールビューティーな生き方も好きです。演技の仕草とか凛々しくて、背中を見ていたいという“女前”な方なので、憧れがあります」と、目を輝かせた。
今後の活動については「タレントとしての活動も興味があるし、いろんなことに挑戦したいです。でも、ヌードになったからといってアダルト的なものはしたくないです」と、キッパリと否定した。
同写真集は、3300円で絶賛発売中