
俳優・窪塚俊介(31)、川崎麻世(50)、女優・吉井怜(31)らが6日、都内の池袋シネマ・ロサで映画『君が愛したラストシーン』(監督:佐藤吏/配給:アルゴ・ピクチャーズ)初日舞台あいさつに登壇した。
本作は3年前に最愛の妻(宮地真緒)に先立たれ、いまだ悲しみに暮れる浩介(窪塚)が主人公。妻との思い出が詰まった映画『マイ・エンジェル』を観ていたときにふいにヒロインのナース・美波(吉井)がテレビから抜け出し奇妙な同居生活が始まる。そんな中、美波を演じた女優・亜希(吉井/2役)は芸能界をやめようと思っていたところに美波を見たという目撃情報が入るのだが…。
佐藤監督が、「吉井さんが2役をやっておられて、微妙な部分での2役が見どころになるのでは」と、水を向けられた吉井は、「1人二役はあったんですけど、今回は1人の人間という部分での2役だったので、私の中では3役ぐらいやったような感覚で、同じ人間で替え方が分からなかった。そのときの時間軸とかで変えるのが難しかった」と、苦労したという。
一方の窪塚は、「純愛モノなので悪い意味じゃなくて観ていて恥ずかしくならないような芝居はどういうものぞ、というところを中心にやりましたね」と、気を使っていたそうだ。
さらに吉井は、窪塚と2004年に高橋伴明監督の『火火』という映画で共演し、くしくも今回の劇中劇で演じる看護師役だったが、久々の現場での再会に「年取ったよねと言ってた!」と、2人で盛り上がったそうで、窪塚が「しゃべりやすいのがいいですね」というと、吉井が「いっぱいいっぱいなのを支えてもらいました」と、ほほ笑みあった。
ほかにも共演の窪塚の役に恋する江澤翠(29)が、役作りで「トキメキながら入ったので目の前に(窪塚が)来たときにトキメキを感じました」と、窪塚を見ると、「僕はそれを意識しない役なのでトキメキはなかった」と明かし笑いを誘っていた。
最後に吉井から、「タイトルの意味と言いますか“君”が誰になるのか、映画のラストシーンなのか個々に感じるラストシーンをどう受け取るかというのがあります。誰というのも言ってなくていろんな見方ができる映画だと思います」と、PRしていた。
映画『君が愛したラストシーン』は同所にて6日よりレイトショーで上映中!
■ほか出演者
朝倉えりか、池田大、広瀬彰勇







