タレント・杉浦太陽(32)と女優でモデル・すみれ(22)が28日、都内で29日公開の映画『アンナ・カレーニナ』(監督:ジョー・ライト/配給:ギャガ)特別試写会に登場した。
文豪トルストイの名作『アンナ・カレーニナ』。19世紀末のロシアを舞台に、政府高官のカレーニンの妻であるアンナ・カレーニナが騎兵将校のヴロンスキーと出会ったことから始まる禁断の恋愛の破滅的結末までが描かれる。『プライドと偏見』『つぐない』のライト監督、女優キーラ・ナイトレイ、俳優ジュード・ロウというトップスターの共演でも話題の作品だ。
タキシード姿の杉浦に、すみれは映画のラストでアンナが実際に着用する燃えるような濃紅のドレスに身を包み登場。アカデミー賞衣裳デザイン賞に輝いたドレスなだけにすみれは、「緊張してます!オッチョコチョイなので私が着て大丈夫なのかと…」と、ちょっぴりおどおどすることも。
作品の感想について、すみれは、「いろんな感情、表情が出てきて混乱しました。複雑で切なくてドラマチックなところもあってこんな恋をしてみたいと思いました」と、結構積極的で、“不倫”という道を選んだアンナにも、「自信を持って自分の心をリードして、頭ではなくハートで行く気持ちは分かります。愛のために生きる女性はカッコよく、憧れます」と、共感。
とはいえ、父の俳優・石田純一(59)がアンナを体現していたような生き方もしていたが、こちらについては「何とも言えませんねぇ」と苦笑い。「パパみたいに愛のために自由に生きるのもいいけどバランスが大事。いまは家族も仲良く、みんなハッピーになったのでいいのかな。運命というのがあるし、道は変わるものなので、ハッピーエンドで良かったかな」と、続けた。
一方の杉浦は、「どうしても夫の立場で見てしまう。男からしたら複雑な気持ちです」と悩ましげで、「(夫の)気持ちが分かるし胸が痛い。自分なら愛する妻に『(別の男を)愛してる』って言われたら死んじゃいます」と、心中穏やかではなかったよう。
ただし、杉浦はアンナの“運命の恋”には共感する部分があったようで、妻でタレントの辻希美(25)について「僕も妻と出会ってパパになりたいと思うようになった。僕にとっては妻との出会いが運命で、彼女以上の女性はいないです」と、大ノロケ!これに当てられたすみれは、「私もそろそろ誰かいないかな。私も4人くらい子供がほしいです」と、うらやましげだった。
映画『アンナ・カレーニナ』は29日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開!