2008年好評を博した舞台『心霊探偵八雲 いつわりの樹』がメインキャストを一新し今年8月に帰ってくることが、分かった。
『心霊探偵八雲』とは生まれついての赤い左眼で死者の魂を見ることができる大学生の斉藤八雲が、毎回トラブルに巻き込まれてしまう小沢晴香の周囲で次々起こる不可思議な事件を解決していく物語でこれまでアニメ化もされた作品。舞台では原作者・神永学が舞台上演の為に書き下ろした完全オリジナルストーリーのものとなる。
今回、八雲を演じるのは、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで人気キャラクター仁王雅治役を演じた俳優・久保田秀敏(26)が初主演。晴香は『仮面ライダーフォーゼ』や4月13日公開の映画『HK/変態仮面』のヒロインも務めた女優・清水富美加(18)が演じる。
久保田は八雲を演じるに当たり、「彼の抜群の推理力、普段の彼の気怠さ加減や晴香との関係性など感情をあまり表に出さない八雲をどう魅力的に演じられるかいい意味で皆さんを裏切れるように僕なりの八雲を作っていきたいと思います」と、気合を入れており、「観に来て頂いたみなさん全員が心に残る何かを掴んで帰って頂けるように最高の舞台にしたいと思いますので完成を楽しみにしていてください」と、メッセージを。
一方の清水は、本作で初舞台を踏むこととなり、「舞台はずっと挑戦したいと思っていたので、決まった時はすごく 嬉しかったです。ですが、ヒロインと聞いて不安な気持ちにもなりました。初舞台でそのような位置でしっかりと役割を果たせるのかなぁ、 なんて」と、考えてしまうこともあったそうだが、「でもそれは一瞬!!一緒にこの舞台に携わる方々からご指導いただき、不安をワクワクに変えて、絶対良い舞台にしたいと意気込んでいます」と、思いを明かしている。
そんな2人へ、神永氏は「原作者の事件と向き合うことで、それぞれが自らの過去に直面し、苦悩しながらも、道を模索していく――そんな物語です。2人が、どのように役を演じるのか、今から楽しみです。きっと今までにないキャラクター像を生みだしてくれることでしょう」と、期待を寄せた。
舞台『心霊探偵八雲 いつわりの樹』は2013年8月21~28日に東京・こどもの城 青山円形劇場にて上演!
■詳細情報
・原作:神永学「心霊探偵八雲」シリーズ(角川書店/刊)
・脚本:神永学、丸茂周
・演出:伊藤マサミ(bpm/進戯団 夢命クラシックス)
・出演:久保田秀敏、清水富美加、佐野大樹、平田裕香、寿里、野村真由美、菅野勇城、三浦力、東地宏樹
・協力:株式会社文芸社
・協賛:株式会社角川書店
・主催:シン×クロ/ネルケプランニング
・前売り開始:2013年7月7日午前10時~、5500円(前売・当日共/全席指定・税込)