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「アウトレイジ ビヨンド」三浦友和、加瀬亮ら“悪人”9人が東スポ映画賞に登壇

 北野武監督作品『アウトレイジ ビヨンド』出演者ら9人が24日、都内ホテルで開かれた『第22回東京スポーツ映画大賞』授賞式に登壇。ビートたけし(66)がプレゼンター、司会はガダルカナル・タカ(56)、江口ともみ(45)が務めた。

 “東スポ”の愛称で親しまれる東京スポーツ新聞社主催の映画賞。同紙の客員編集長でもあるたけしが審査委員長となり開催され、普通の映画賞と違った発想と柔軟性に富んだ視点から表彰するという同紙らしさ満載のユニークなものとなっている。同時に、その年話題になった著名人に賞を授与する『第13回ビートたけしのエンターテインメント賞』授賞式も開かれることとなった。

 今回の東スポ映画大賞では主演男優賞と助演男優賞をとりやめ12人の俳優に男優賞と与えるまれに見る事態となったが、このことにたけしは、「映画の成功はみなさんのおかげ」と120万人を動員した作品への敬意からだったことを挙げ、「力のある役者さんは自分にカメラが向いた瞬間にちゃんと仕事をしてくれる。誰が主演で誰が助演か分からないほどだった。それで、プロデューサーに相談したら全部表彰しちまえって」と、主旨を語ることに。

 この日は、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬というそうそうたるメンバーがスーツ姿で一斉に登壇し、たけしは、「警視庁が外で張ってるんじゃないか」と、楽しげ。

 登壇者もそれぞれコメントを寄せ、三浦が「数ある映画賞の中で2番目に信用ある映画賞をいただけて感謝しています」といえば、加瀬は「こんなに嬉しいことはありません」と感激。このメンバーのなかでは若手の桐谷も、「こういった賞をたけしさんからいただいて、また自分の人生がひと回り好きになりました」と、感慨深げだった。

 ■第22回東京スポーツ映画大賞
 作品賞:『アウトレイジ ビヨンド』
 監督賞:北野武(『アウトレイジ ビヨンド』)
 男優賞:西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁(『アウトレイジ ビヨンド』)
 主演女優賞:松たか子(『夢売るふたり』)
 助演女優賞:該当なし
 新人賞:マキタスポーツ(『苦役列車』)
 外国作品賞:『ドライヴ』
 特別賞:故・大島渚監督

 ■第13回ビートたけしのエンターテインメント賞
 日本芸能賞:バイきんぐ、ハマカーン、アルコ&ピース、キンタロー。、ももいろクローバーZ、ゴールデンボンバー
 話題賞:壇蜜
 カムバック賞:高田文夫、鉄拳
 特別賞:松井秀喜、高見盛

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