
内村光良(48)が18日、都内で7年ぶりに監督・脚本をつとめた映画『ボクたちの交換日記』(監督:内村光良/配給:ショウゲート)舞台挨拶つき完成披露試写会に俳優の小出恵介(28)が伊藤淳史(29)、木村文乃(25)、川口春奈(18)、ムロツヨシ(37)、原作の鈴木おさむ(40)と登場した。
一向にうだつの上がらない30歳目前の“若手芸人”コンビがずるずると厳しくなっていく現状を打破するために一念発起。交換日記を交わすことでお互いに変化が訪れる…人気放送作家・鈴木おさむの人気作『芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜』(太田出版)を原作に7年ぶりにウッチャンがメガホンをとる。小出恵介と伊藤淳史がお笑いコンビ『房総スイマーズ』として芸人たちの今を描く。

「内村さんだから1ミリの不安もなくまかせられる」と鈴木から全幅の信頼を寄せられた内村は、オファーを受けた当時を振り返り「最初は躊躇したんですよね。でもおさむさんが『いかようにも料理してください。原作とか変えちゃっていいので』とすごく背中を押されて出来上がった作品」と語った。
鈴木は「芸人が出てくる映画ってどうも嘘臭かったり、引っかかっちゃうところがあった。内村さんの脚本を読ませていただいて、コントのクオリティが高いんですよ。ちゃんと若手のコントは若手っぽく書かれている」と絶賛。内村は「あんまりおさむさんと組む機会はなかったんですけど、嫁さん(森三中の大島美幸)とは毎週仕事なんですけど」と笑いを誘った。
コンビの解散が物語の焦点となる同作に、内村は「(解散しようとしたことは)一回だけありますね。『お笑いスター誕生!!』の時に。東横線の渋谷駅のホームで『今度優勝しなかったら解散しようか』というと、そしたら南原(清隆)が『あ、いいよ』って言ったんです」と苦笑しながら「そしたら優勝しちゃって、辞めるに辞めれない営業漬けの日々。(解散話は)その1回だけでしたね」とウッチャンナンチャンの知られざる解散危機を明かした。
また、小出演じる甲本の娘役で出演する川口は「すっごいおだやかな現場でした。内村さんがいるだけで周りが笑顔に包まれる現場でした」と手放しで褒めると「もともと内村さんが大好きだったんですけど、お会いして100倍好きになりました。大好きです!」と熱い告白。09年に長女が生まれた内村は「うちの娘にこうなって欲しい!」と満面の笑みで語った。
さらに川口から作品にちなんだ交換日記でも「娘にしてください。何でもします。大好きです!!」と猛アプローチをかけられると、内村は「川口さんの両親と相談してみます」とたまらずエスケープ。30歳離れた川口の熱意にさすがのウッチャンも照れ笑いだった。
3月23日新宿ピカデリーほか全国公開。













