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昭和の大横綱大鵬が急死…2日前に見舞いの白鵬へ現役力士へ最後のメッセージに

 昭和の大横綱で知られた元横綱大鵬の納谷幸喜さんが19日午後、都内の病院で心室頻拍のため死去した。72歳だった。

 納谷さんはサハリン(旧樺太)で生まれ。1956年に初土俵を踏むと21歳3ヶ月の当時の最年少記録で第48代横綱に昇進。歴代最多32回の優勝を重ねた。国民的ヒーローとなり子供の好きな「巨人、大鵬、卵焼き」の流行語にもなった。

 20日付の東京中日スポーツ、デイリースポーツ、日刊スポーツ、スポーツ報知各紙が報じており、納谷さんは2日前に体調が急変したといい、東京・江東区の自宅での定期検診中、呼吸困難に陥り、入院。一時は持ち直し、ベッドの上で5日目の取組をテレビで観戦し、19日の朝も朝食を取ったが、その後、容体が悪化し亡くなったという。

 2日前の午前9時ごろ、横綱白鵬から見舞いを受け「頑張れよ。稽古しろよ。稽古しかないんだぞ」と声をかけていたそうで、これが、現役力士にかけた最後の言葉になったという。

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