女優・綾瀬はるか（27）が14日、東京・羽田空港で行われた「大河ドラマ『八重の桜』ラッピングジェット撮影および就航セレモニー」に出席した。
同セレモニーは、ANA、福島県、NHKが共同で、震災復興を空から応援するという趣旨のもと、1月6日よりNHKで放送が始まった大河ドラマ『八重の桜』の番組PRを施したラッピングジェットのお披露目が行われた。
役の衣装を着た、綾瀬はるか、西島秀俊（41）、長谷川博己（35）、西田敏行（65）の写真が、ボーイング767－300型機の左右に縦約2メートル・横約13メートルにわたってデザインされた「八重の桜 ラッピングジェット」。大河ドラマの出演者の写真を使用した大河ドラマのラッピングジェットは初となる。
同型機が就航している日本全国の大空を飛び回り、福島県が舞台となる『八重の桜』を就航各地でアピールすることで、震災復興を空から応援するというもの。
紺地に桜模様の着物で登場した綾瀬は、ラッピングされた機体を見て、「『八重の桜』に登場するみんなが、飛行機に描かれたことは本当にうれしい。ぜひ、この機体に乗ってみたいと思います」と、感想を語った。
そして、「福島や東北、全国の皆さんに力強く生きた八重さんや会津の人たちの精神が伝わって、明日から頑張ろうと思う力になれるよう頑張りたい」と、気合十分にコメントした。
最後に、綾瀬がドラマの中で話す会津弁が現地でも好評だということで、司会者から促され、会津弁で「頑張っペ」と照れながらエールを送ると、会場に集ったファンや搭乗を待つ観客から、「八重さーん」や会津弁で「ありがとなし～」と、声援が飛ぶ。綾瀬は、それに笑顔で会釈したり、手を振って応え、「ありがとなし～」と、応じた。
また、未明から降っていた雨が、セレモニーが始まる頃には雪に変わり、窓から激しく降り積もっていく雪に、ANA取締役執行役員の西村健氏は、「天気にお願いして、羽田で会津を表現しました」と、粋なことを述べたが、この雪のために、第一便となる予定だったが、午後1時発の羽田－伊丹（NH25便）を始め、全日欠航となってしまった。
NHK大河ドラマ『八重の桜』は、6日の第1話が21.4％と上々の滑り出し。13日に放送された第2話から、綾瀬さんも本格的に登場した。戊辰戦争の時に銃を持って闘い、幕末のジャンヌ・ダルクといわれ、後に、同志社大学を創立した新島襄の妻となる“ハンサム・ウーマン”の生涯を描く。夢を持って前に進めば、必ず希望の光が見えてくるというメッセージを込めている。NHK総合で毎週日曜午後8時から放送中。
【「NHK『八重の桜』ラッピングジェット」運航概要】
（1）就航期間：2013年1月14日～2013年12月頃まで（予定）
（2）機材：ボーイング767－300型機
（3）就航地：ボーイング767－300型機が就航している日本国内の各地
