女優の矢部美穂(35)が23日、都内の池袋シネマ・ロサで映画『ピンク♡レディ 女はそれを我慢できないッ!』の舞台挨拶に西興一朗(33)、お笑いコンビ・X-GUN(バツグン)のさがね正裕(42)、原田篤(34)、三澤亮介(20)、上野貴弘監督と行った。
同作は1年を通じて12本の作品でおくる『ラブ&エロス シネマ・コレクション 2ndシーズン』の“Winter”を飾るファンタジー。矢部演じるさくらは、かつて“戦隊物”のヒロインを演じ、現在は引退している主婦。ストレスまみれの生活の中で、ある日特撮番組の同窓会のはがきが届く。久しぶりに再会した“レッド”(西)に恋心を蘇らせるが、彼にはある秘密があった…
セクシーな網タイツで登場した矢部は「美穂ちゃーん!」という声援に照れ笑いしながら「74分楽しく観ていただければ」とにこやかにあいさつ。上野監督は「矢部さんが悪い奴をやっつける話。ラブとエロスは入っているんですが、コメディ的な要素あり、アクションあり、非常に盛りだくさんな作品だと思います」とアピールした。
日々の生活に倦む主婦役だが、矢部は「言葉づかいとか普段の私だなと感じたのでやりやすかったです。“戦隊物”をやったことがないので新鮮でした」とニッコリ。“レッド”を演じた西は「実は矢部さんとは2時間ドラマで夫婦役を演じたんですけど、(撮影の時に)『初めまして!』って完全に忘れていた」と苦笑い。矢部は「ドラマでは絡むシーンがなかったので」と詫びながら「もう忘れないです。西さんはすごくお芝居を引っ張っていってくれました」とフォロー。しかし、西は「思い出すだけで涙が出そうです。悲しい顔をしていたら、きっと1日目の撮影です」と笑いを誘った。
矢部の夫役で出演となったX-GUNさがねは「いろいろ考えましてあんまりガーっと行くと普段が見えてしまうので…めちゃめちゃカタイです。演技が」と会場を沸かせた。
最後に矢部は「男性はこんな彼女がいたらいいな、女性はこんな恋愛したいな、と温かい気持ちになる作品になっていれば成功だと思います」続けて西は「ただただ矢部さんがかわいいので、男性のみなさんはいいクリスマスプレゼントになると思います」と締めくくった。
『ピンク♡レディ 女はそれを我慢できないッ!』は12月22日から28日までレイトロードショー。