23日、東京・幕張メッセで開かれた『ジャンプフェスタ2013』内『銀魂スーパーステージ』に声優で坂田銀時役・杉田智和、志村新八役・阪口大助、神楽役・釘宮理恵、猿飛あやめ役・小林ゆうが登場した。
2003年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で掲載されている人気SFコメディー時代劇『銀魂』。10年にはテレビアニメ版放送分を新作として構成しなおした劇場版第1弾『新訳 紅桜篇』が上映されていたが、劇場版第2弾は原作者・空知英秋描き下ろしという形で告知されるなど期待が高まっているなかでのステージとなった。
午前早くからのイベントとなったが、幕張メッセにはファンが詰めかけ、銀時コスプレをする気合の入った人も見られるなど熱気であふれる。影ナレで小林が「銀魂ステージの開演です!」とアナウンスがあると、原作でまだアニメ化されていない話などを、杉田らが漫画の一コマを元に裏で生アフレコし、歓声が飛んだ。
万事屋メンバーが登場すると、金魂篇以降について阪口が、「ほとんど再放送ですから」と、いきなりぶっちゃけトーク。杉田も「現実問題予算がね…」と、本当かウソか分からないようなことを言い出すことに。釘宮は「私きのうまでお芝居に出させていただいていたんですけど、京都弁というか香川弁というか方言だったんです。関西系なんで、お稽古中もしゃべっていたから、ほんまやなぁせやなぁといいいたくなるのを押さえているんです」と、ほんわかさせる一幕も。
映画のカットも掲示されながらのトークでは、色がついていないことに、杉田が、「できたら金髪になっていたりして」と、冗談めかすと、阪口も「劇場版の主役まさかの中村くん?」と、金魂篇の坂田金時を演じた声優・中村悠一の名前を挙げることに。さらに、杉田は、「金魂篇で放送が再開したときにポジションを奪われていたし、うちの母親が『金時の声が素敵!あんたもういらないんじゃない』って言われた。確かに台本チェックしてたら落ち込んできて、俺(銀時)が死んだほうがいいのかと思って」と、ポツリと寂しげに話していた。
また、サイコロトークでは、嫌なことについて尋ねられた釘宮が、「恥ずかしかったのはいまだにあるんですけど、私、下ネタ大嫌いなんです。台本に書いてあるからやるんですけど、下ネタが好きだみたいな感じで、業界の中に浸透しちゃって、別の現場で台本に下ネタが書いてあって、『ノー!』って」と、素顔を明かし阪口も同じくうなずく一幕も。
逆に銀魂をやっていてよかったエピソードについては、釘宮が、「金時篇でものすごく多くの声を業界内とかスタッフさんが声をかけてくださってすごく愛してくだっているのを実感いたしました」といえば、杉田も「台湾に行った時にお茶をおごってもらった。やっててよかったなぁ」と、イイ話も披露された。
ほかにも、劇場版のタイトルを考え杉田が「乙」、釘宮が「100人みても大丈夫」、小林が「あやめ」、阪口が「逆襲のシャア」としたためるなどゆるいトークが展開され盛り上がったり、「定春」のお絵かきをして小林が声を当てる高橋美佳子に謝りつつ、“画伯”としての腕を存分に振るったりと笑いがあふれるものとなったり、原作者の空知氏がノロウイルスにかかってしまったことなどが明かされることとなった。
なお、阪口から、「2013年公開と伝えていますが新情報です」というと場内はどよめいたが、「何と2013年夏に公開されることになりました」と発表。これに釘宮は、「本当に夏に公開されるんですか?」と、さっそく懐疑的なコメントで場内を沸かせていた。映画『銀魂』第2弾は2013年夏に公開予定!