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黒谷友香、8年ぶり復活の「極妻」で5代目姐さん襲名!20トンの雨中での殺陣は迫力

黒谷友香、8年ぶり復活の「極妻」で5代目姐さん襲名!20トンの雨中での殺陣は迫力
映画「極妻」の5代目姐さんに襲名した黒谷友香

 女優・黒谷友香(37)が8年ぶりに復活する映画『極道の妻たち NEO』(監督:香月秀之/配給:東映ビデオ株式会社)の5代目姐さんに“襲名”することが20日、分かった。シリーズ注目の新たな決めゼリフは、「ほれた男のケジメは、女(おなご)がつけさせてもらうで!」で、たんかを切る。

 作家・家田荘子(54)原作のルポルタージュ『極道の妻たち』が、女優・岩下志麻(71)、五社英雄監督で映画化されたのが1986年。任侠の世界に生きる女たちの視点からリアルに描いたその迫力が話題となり、不動の人気シリーズになった。

 初代の岩下以降、2代目に十朱幸代(70)、3代目に三田佳子(71)、4代目に高島礼子(48)と、そうそうたる大女優たちが名を連ね、累計制作本数15本、累計観客動員数は670万人を突破。ビデオ・DVDなどのソフト販売本数は合計70万枚を突破している。

 そして、高島主演の『極道の妻たち 情炎』(05年公開)から8年ぶりに復活となる“極妻”の5代目姐さんを襲名したのが、女優・黒谷友香だ。ドラマに映画に幅広く活躍する実力派女優で、黒谷自身の持つ芯の強さ、意思の強さが役と共鳴。艶やかさと凛とした強さに加え、モデル出身という170センチの長身で見せる殺陣シーンは迫力満点。

 黒谷は、「あの“極妻”に出演する事が出来るとは思っていなかったので、とても光栄でしたし、嬉しかったです。岩下さんとお付き合いさせて頂いていますが、その岩下さんが劇中で着た喪服を、私も着たりと衣装も引き継がれている事にも気が引き締まる思いでした。歴史ある『極道の妻たち』を演じられる喜びを感じました」と、大感激。

 原作者の家田も黒谷の印象について、「今まで舞台やドラマで拝見してきました。が、今回のような優しい女性と、心の芯でメラメラと燃え上がる激しい愛を持った女性とを同時に演じられたのを拝見したのは初めてです。極妻は、特別な女性というイメージを黒谷さんは変えて下さいました」と、絶賛する。

 さらに、エグゼクティブプロデューサー・加藤和夫は、「“極妻(ごくつま)”の主演は、艶やかな色気がありながらも凛としていなくてはいけない。惚れた男のためにとことん尽くす女の情深さがなくてはならない。敵を叩きのめす爽快なアクションに堪える運動神経がなくてはならない。決めセリフのタンカが決まらなくてはならない。キャスティングの候補の真っ先に黒谷さんの名前が上がりました。着物姿で見せる艶やかな女の色気。乗馬もこなしスポーツ万能。さらに大阪育ちで関西弁もバッチリ。歴代の極妻に引けをとらない姐さんが誕生しました」と、こちらも自信をみなぎらせている。

 アクションシーンの最大の見どころが、クライマックスシーン。クレーンを持ち込み総量20トンの大量の雨を降らせる中、ずぶ濡れになった着物姿の黒谷が、ドスを片手に挑みかかるその姿は、思わず息を飲む迫力と同時に凛とした女の強さと美しさを感じさせる仕上がりになっているという。

 今回の主題は、「原点回帰」。まず、本作のタイトルの「妻」はこれまでの映画作品の「おんな」ではなく、原作通り「つま」と読む。描かれるのは、「妻」としての生き方を貫こうとする女たちの意思の力。

 映画について家田は、「映画『極道の妻たち』は、本当に多くの“極妻ファン”にかわいがっていただきました。今回ようやく『極道世界で生きる男を愛してしまった女たちの愛の姿』にスポットを当てて、製作をしていただくことができました。弱い自分、臆病な自分を封印し、愛に向かい、愛に生きる女性たちの心をぜひとも、あなたの愛に重ねて観ていただければと思います」と、並々ならぬ思いを寄せている。

 ストーリーは、極道に追われる女子高生・サクラが逃げ込んだのは、鬼場琴音(黒谷友香)の店だった。極道たちを束ねていたのは関西連合加藤組・加藤修平組長の妻だ。琴音もまた関西連合鬼場組の鬼場満組長の妻であった。彼女たち2人には、一生忘れられない因縁がある。再び出会ってしまった2人の女。《極道の妻》という道を選んだふたりの女の、生き方と生命を賭けた真剣勝負がここに始まる!

 同映画は2013年初夏新宿バルト9ほか全国ロードショー。

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