元グラビアアイドルの小阪由佳(27)が19日、都内で『失格アイドル』(講談社)発売記念イベントを行った。
2010年2月、グラドル時代とは変わり果てた激太り三段腹の姿でライブを行い、一部芸能人の名誉を傷つける発言をして、世間を騒然とさせた小阪。あれから約3年が経ち、マイナス23キロのダイエットに成功し、美しい身体を取り戻した小阪のセミヌード姿や、小阪流ダイエット法、自身の胸中を告白した一冊となっている。
ビリジアンのミニワンピで登場し、ダイエットに成功した身体を報道陣に披露した小阪は、「ダイエット&告白本です」と、きょう19日発売の同書をPR。会場には150人のファンが集まり、盛況となったが、リリースに至った動機を「以前、騒動を起こしたとき、凄く周りに迷惑を掛けて、期待とかも裏切ってしまった。そういったことに対して謝罪していなかったので、本のお話をもらったときに『やります』と言いました」と明かし、「23キロのダイエットに成功したので、気持ちがあればなんでもできるんだよということなど、3年間で伝えたいことがたくさんあった」と、メッセージを送った。
報道陣に3年前の精神状態について問われると、「ひたすら食べていて、自分で状況判断ができなくなって、一人じゃ何もできない生活をずっと送っていた」と返答。同書の中では、小阪が“姉さん”と呼ぶ女性が登場し、結果的に小阪にとって悪影響となる人物だが、「ネットとかで、よく洗脳とか書かれているけど、実際に自分の中ではそういうことはまったくない」と、一部の洗脳報道を否定した上で、「精神状態が安定していなくて、情緒不安定だった。誰かに頼りたいという気持ちが過剰に働いてしまって、そこでたまたま近くにいた“姉さん”という方にお声をいただいて、目標を間違えてあのような行動をとってしまった」と、自身の過ちを告白した。
“姉さん”と呼ぶ女性との関係を断ち切るきっかけとして、当時保育ルームで働いていたことを挙げ、「私は人のことをたくさん傷つけたのに、子供たちはそんなこと知らないから、純粋な笑顔で抱きついてくれる瞬間に『人に笑顔を与えられる仕事ができたらいいな』と思って、断ち切れた。あとは、『いろんなこと書かれているけど、私はあんたのこと知ってるから』という友人の声ですね」と語ったところで感極まり、「もう泣いちゃうじゃないですか！」と、瞳を潤ませる場面も。
その女性とは、約2年間関係が続いたが、いまはまったく連絡を取っていないといい、「自分の意思で行動する素晴らしさを身をもって体験したので、自分で会社を立ち上げて、責任を持って行動していこうと思った」と、『株式会社リバイバルミーティング』を立ち上げた経緯を説明。
同社は、ファスティングマイスターの資格も取得した小阪が、自分のダイエット経験を生かして、美容・食についてのアドバイス、サポートをしていく会社で、今年8月に設立されたが、「社員は私一人しかいないので。強制代表取締役です(笑)」と、報道陣を笑わせる。「今後、会社が大きくなったら社員も？」という問いかけには、「私なんかに雇われたいと思う人っているんですかね？」と、苦笑い。
「芸能界は引退したまま？」という質問には、「はい、もちろん」と否定せず、「自分は芸能人向きじゃないということは凄くわかったので。芸能界の活動はいい思い出として、新生・小阪由佳として、ファスティングを広められる美容家になれたらいい。芸能人ではありません！」と、今後は芸能活動を行わないことを明言した。
また、自身の恋愛事情について聞かれ、「いまはいないですね。1年以上いません」と答え、「優しくて、私の過去を受け入れてくれる方なら」と、理想の男性像を告白。クリスマスの予定についても、「もう友達と約束があります。2013年は頑張るぞ！という感じです」と、来年以降に希望を抱いていた。
最後に、報道陣から「さっきから謝罪って言葉にされているんですけど、カメラの前で迷惑かけられた人たちに謝罪の言葉ってありますか？」と、厳しい言葉が投げかけられ、場内がピリッとした雰囲気に。これに対し、小阪は「私、小阪由佳は本当に皆さんの気持ち、期待に応えられないどころか裏切ってばかりでいたので、本当に申し訳ないと思っています。そこに関しては、ごめんなさいとしか言えないけど、口で言うだけで終わってはいけないと思うので、これからは人のためになるように一生懸命活動していきたいと思っています。本当に申し訳ありませんでした」と、カメラに向かって頭を下げた。
『失格アイドル』は、1575円(税込)で発売中！
