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永世棋聖の米長邦雄さん死去 元内弟子の林葉直子さんも悲痛コメント

 将棋の永世棋聖、日本将棋連盟会長の米長邦雄さんが18日午前7時18分、前立腺がんのため、東京都新宿区の東京女子医科大病院で亡くなった。69歳だった。

 米長さんは、最近までツイッターで、政治からスポーツ、芸能など旬な話題についてツイートしており、11月26日には、「NHK紅白に美輪明宏が初出場。ヨイトマケの唄が久しぶりに聴けそうで、今から楽しみです」とツイート。1943年、山梨県出身で、通算タイトル獲得数は歴代5位の19期で永世棋聖、1103勝800敗、1持将棋(引き分け)の通算成績を残し、03年に引退した。その後は、05年から日本将棋連盟の会長、99年から07年まで東京都の教育委員を務めている。

 19日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、米長さんは東京中日スポーツで連載コラム『セブンデイズ』を03年10月から担当してきたが、今月15日付掲載のコラムをもって絶筆に。

 米長さんの元内弟子で、元女流名人の林葉直子さん(44)は、82年に破門となり、その後は師弟関係にはなかったが、自身のブログで最後に会ったのは3年前の福岡・博多だったと明かし、「強くなって師匠と将棋を指すのが夢だったんです。今更ながら不肖の弟子で申し訳ございませんでした」と、つづった。

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