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小沢昭一さん通夜しめやかに…黒柳徹子ら850人が参列

 10日に前立腺がんで亡くなった俳優・小沢昭一さん(享年83)の通夜が14日、東京・新宿区の千日谷会堂でしめやかに営まれた。

 祭壇にはたばこを片手にほほ笑む小沢さんの遺影が飾られた。戒名は世の中に豊富な見識をユーモアと優しさを持って伝えた活眼の士という意味を込め『洽昭院澹然一哲居士(こうしょういんたんねんいってつこじ)』。通夜には永六輔(79)黒柳徹子(79)ら約850人が参列し、小沢さんとの別れを惜しんだ。

 15日付のデイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、日刊スポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、黒柳は弔問後「本当に寂しい。温かくて面白い、いい男でした。いずれあちらに行ったときは笑わせてください」と、肩を落とした。

 女優の中村メイコ(78)も「女性の前では紳士だった。お色気大好きでも清潔感のある方でした」と、思い出を振り返り、落語家・春風亭小朝(57)は「話術の達人。勉強させていただきました。いつもにこやかでしたが時折目が鋭くなった」と、語った。

 また、同所での葬儀となったのも事前に小沢さんの遺志だそうで、生前、車で千日谷会堂の前を通った時、同乗していたマネージャーの津島滋人さんは「ここだな…」とつぶやいたのを聞いていたという。「時期は覚えていませんが、闘病中のことでした。その言葉をはっきりと覚えています。とても理由などは聞けませんでした」と、小沢さんの気持ちを汲んだものだったと明かした。

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