歌手・misono(28)が7日、東京・東京ドームシティラクーア広場にて、「Love Illumination」オープニング点灯式に心理学者・植木理恵とともに出席し、「歌詞書いても共感してもらえない。全然売れない。恋愛の価値観、考え方が変わっている。結婚願望がない」と、真剣に悩みを相談した。
今年の東京ドームシティのイルミネーションのテーマは「LOVE」。さまざまな形の「LOVE」をテーマにエリア分けされたイルミネーションを約120万個のLEDで彩る。また、TVなどでおなじみの植木氏による恋愛アドバイス、恋愛診断をイルミネーション周辺やアトラクションに設置、各スポットを巡ることで相手の深層心理が覗けたり、2人の愛を深められたりする“お楽しみ”が散りばめられている。
植木は、「何ヶ月もかけて準備しました。アトラクションに全てに心理学的な意味をもたせ、それぞれあるミッションがあります。大人の男女にとって、心理学的な望ましい使い方、乗り方を提唱。2人のキヅナが深まる仕掛けが散りばめられている。
例えば、お化け屋敷では、たいていは、女性をかばうようにして男が乗るが、もっと関係が深くなるミッションがあるなど、全てのアトラクションにあるそうで、「テレずに大まじめにやっていただくのが遊び方。相手の深層心理がわかってしまうので、ちょっと怖い面もある」と、心理的に興味を抱くような発言をする。
「Love Illumination」点灯式に登場したのは、先月、一部週刊誌でアイドルグループ『V6』の森田剛(33)とのデートが報じられた歌手・misono。ド派手なヘアスタイルと衣装で元気いっぱいにステージに現れたが、「misonoさんを観るために、こんなに大勢のお客さんが集まってくれました」と司会者が景気よく振ると、「イルミネーション目的じゃないですか?」と、いきなりネガティブな発言。
例年、クリスマスはイベントとか仕事が多く、「ファンと過ごすことが多い」そうだ。この日は、”Me”名義で歌う新曲『恋つりGirl愛ガァル~フィッシングBoy~』の発売日だが、「新曲の発売の日は家にいたりすることが多いですけど、今日は、点灯式させていただいて、イルミネーションの下で歌まで歌わせていただける」と、感謝した。
デビュー10年目を迎えたmisonoは、今年、釣りファン拡大に貢献した著名人に贈られる『第7回クール・アングラーズ・アワード』を受賞。「釣りを広める」のと、「クリスマスまでに男の子を釣って欲しい」という2重の意味を込めたと、歌詞とタイトルの意味を説明した。
今年のイルミネーションのテーマが「LOVE」ということで、心理学者・植木氏に、「聞きたいことがいっぱいある」と、食いついた。
幸せに育ってきたんですよ。いいお父さん、お母さんに囲まれて、良い家族に育てられてきたのに、こんななっちゃったのはなんでだろう。歌詞書いても共感してもらえない。全然売れない。恋愛の価値観や考え方が変わっている」と、マジ相談。
さらに、恋愛に関しては、「お兄ちゃんみたいな人はいっぱいいるけど……。男性とご飯を食べに行っても、ロンブーの淳さんとかがご飯を取り分けてくれるから、どんどんダメになっていく」と、切々と訴える。結婚願望は無いそうだが、「うちはとっとと辞めて、自分の子供にやってもらいたい。私がプロデュースした子供服とか着てもらって」と、熱く語る。
植木氏は、「古風で日本人的な方ですよね。欧米は男と女が大事なんですけど、日本人の女性は子供が欲しいと、家庭に愛着あります。テレビのイメージや着ているお洋服やヘアスタイルなど、外見は現代的なんですけど、中身は古風でギャップあって魅力的」と、褒められると、「ほんまにー、やったー」と、先生に抱きついて喜んだ。
イルミネーションを点灯させると、「カップルできてたらに最高じゃないですか。いいなぁ、みんなデートできて」と、ポツリと、漏らした。
ライブでは新曲のほか『アブラゼミ♀(大阪バージョン)』など4曲を披露。ステージ上で゜の激しいダンスパフォーマンスやステージを降りて、小さな子供さんたちに色紙を渡したり、観客の中に入っていくなどのファンサービスを行った。
また、最後は、ステージの最前列に座り、「ひとりになったときに、一人じゃないんだと。テレビで明るく、元気でお馬鹿なキャラが先行しちゃっているけど、友達多くていいなぁと芸人さんにイジられるんですけど、小学校、中学校とイジメられて、友達0人から始まっているんですよ。misonoだってできたんだから。だから、みんなにもできるよって思いから歌ってます」と、しっとりと語り、熱唱するなど、明るい元気なmisonoと内側のギャップの両面の魅力に満ち溢れたものとなった。
同イルミネーションは、2013年2月17日まで(※企画により一部異なる)、午後5時~翌午前1時まで(※場所により異なる)