女優でグラビアアイドルの壇蜜(31)が3日、都内・銀座シネパトスで行われた映画『私の奴隷になりなさい』(監督:亀井亨/配給:角川映画)初日舞台挨拶にお笑いタレントで俳優の板尾創路(49)、俳優・真山明大(24)、亀井監督とともに出席した。
累計35万部を突破したサタミシュウの新官能小説シリーズを代表する作品『私の奴隷になりなさい』が映像化。29歳で遅咲きデビューした壇蜜が、演技初挑戦にしてフルヌードでスクリーンデビューしており、公開前から話題沸騰していた。
鮮やかな青いドレスで登壇した壇は、「亀井監督は、幼少の頃、田んぼに落ちていたエロ本を拾って、何かに目覚めたようです。私は7歳のとき、父の本棚にあった『ゴルゴ13』を読んで、何かに目覚めました」と、のっけからエロトーク全開！
ここで、劇中で壇扮する香奈を強調する先生役の板尾が、遅れて白い衣装で登場。「すいません、タイミング悪かったですか？ 行け！と言われたので…」という板尾に、「いえいえ」と謙遜した壇は、続けて「皆さんもこの映画で何かに目覚めてください」と、ぎっしり満員となった客席を見つめ、呼びかけた。
香奈に翻弄される年下の“僕”役の真山は、「最終的な奴隷をやらせていただきました」と、自虐的に挨拶。「撮影中もじんましんができるぐらい、役に入り込んで、現場で壇アレルギーって言って、ふざけ合いながらやっていた。精神的にものめり込んだ撮影だったので、こうして初日を迎えられて嬉しい」と感慨深くコメントしたが、壇が急に真山の手を握り、「爪が長いとご無沙汰がバレるよ」と、自分のペースに引きずり込む。
そんな壇に対し、「銀座のクラブじゃないんだから」と突っ込んだ板尾は、「演技というより、最終的に声の印象が残ればいいかなと、そこにすべてを賭けてました。リズムが一定で、感情がない感じで」と、ミステリアスな自身の役どころについて解説。また、現場では、「『何言うとんねん、こいつ!?』と思われるかもわかりませんけど、『電人ザボーガー』撮ってるときの楽しさがあったので(笑)。僕の中では、SMも特撮もあんま変わんないのかな」という意識だったことを明かし、「役者で参加しているよりは、演出で参加している感じだった。なぜか芝居中にモニター見てしまったり(笑)。半分スタッフ、半分キャストみたいな感じでしたね」と、監督経験のある目線で語った。
今年6月の撮影から、「この映画を事件にしたい」と意気込んでいた壇は、「ここに来る途中、東銀座で降りて、すれ違ったお父さんが東スポを握りしめていて。“壇蜜”の文字がグシャッとなっていたのが一番事件でした」と、きょう3日発売の『東京スポーツ』の一面を自身が飾ったことをネタに。
そして、MCから「口紅で壇の身体におめでたいメッセージを書いてほしい」と依頼された板尾“先生”は、困惑しつつも、壇の胸元に“初潮”と書く。これには会場も沸き、壇が「背中だったら“赤飯”なんですかね？」と乗っかると、板尾は「新たに初潮を迎えたということで、第二の初潮です」と説明した。
同作で主題歌「fade」を歌っている壇は、かつて角川映画で同じように主演&主題歌を務めたアイドル・薬師丸ひろ子を引き合いに出され、「私の中のアイドルって、アイの字は哀愁の哀。脱げて、絡めて、広げてナンボ。歴史塗り替えるっていうよりも、アイドルのカテゴリーを変えてこそ歴史は進むんじゃないかな」と、自身のアイドル論を展開。
締めの挨拶で、おもむろにドレスの中の下半身をまさぐり始めた壇は、「西友で買って、さっきまで穿いていた」という黒い下着を脱ぎ、観客に向けてスローイング！ 見事、観客がキャッチして、エロに満ちた舞台挨拶は終了となった。
11月3日、銀座シネパトスほかロードショー！
