お笑いコンビ『北陽』の“あぶちゃん”こと虻川美穂子(38)が25日、都内で行われた海外ドラマ『SMASH』のPRイベントに登場した。
巨匠スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務めた全米の女性が熱狂。心揺さぶる夢と衝撃のショービズ・サバイバル・ドラマが日本上陸する。
同ドラマは、マリリン・モンローの人生を描くブロードウェイ・ミュージカルの制作現場を舞台に、ショービズ界に生き表現すること、作品を創ることを仕事にする者たちの葛藤や苦悩、現場に渦巻く人間関係が、迫力の音楽、圧巻のダンスパフォーマンスと共に、「誰が主役のマリリン・モンローの役を掴むのか」というライバルたちのバトルの結末、いったい、誰がこの栄光をつかみスターの階段を上がっていくのかなどがスキャンダラスに描かれる。
このドラマの宣伝のため、新宿東口に高さ7.5メートル×幅13メートルの大型ビルボード(屋外看板)ブロードウエイの舞台を再現したヒューマン・ビルボードミュージカルが上演。ドラマさながらに、2人のマリリン・モンロー役が登場し、広場を盛り上げると、そこへ、モンロー役を目指し、あぶちゃんが殴りこみ。
男性3人からのバラの花束をはねつけたあぶちゃんは、「私は誰のものではない。だって私はマリリン・モンローだから」と、すっかりモンローになりきってセリフを語り、セクシーポーズの大サービス。
以前、歌舞伎ミュージカル劇団に所属していたあぶちゃんは、そのころからノーマ・ジーン(マリリン・モンローの本名)に興味があったそうで、「やっとなれた。個人的に動画を持ってきたら良かった」と、ごきげん。
ドラマについては、「表に出る人、裏方の人の葛藤や悩みが、感情移入しやすいぐらい細かく描かれていて、非常に人間ドラマ。めちゃ面白くて、続き気が、めちゃ気になる」と、熱く語った。
メイクや衣装などモンローになりきるのに1時間かかったそうで、「家ではチェックのパジャマしか着ていないので、色気ない。普段、女性として見られてないので、このまま帰れるならば、(旦那が)喜ぶかな」と、露出的な衣装にニッコリ。
今までは、「セクシーな格好してみたいけど、テレがあるのと、ちょっと女のコらしくしようとすると、男芸人が馬鹿にされるんですよね」と、尻込みしていたそうで、「いままでは、襟付きだと上までボタン閉めていたけど、女性も出して行かないといけない。ジャケットの下にノースリーブを着た女性は、『女を売りにして』とむかついていた。露出っていいものだなぁ。やっぱり出すもんだな」と、嬉しそうに肯定派になった。
2010年10月にカリスマシェフ・桝谷周一郎と結婚し、2年目を迎えるが、その結婚生活は、「一人の生活が長かったものですから、私の自我と旦那さんの自我の戦いですよね。早く一歩引ける女になりたいと思っております」と、無茶苦茶大変だという。
特に、大変なのが料理。ご主人は料理人であるが家に帰ってくるとレンジでチンもしたくないぐらい料理を家に持ち込まないタイプなため、「プレッシャー感じつつ毎日やっています。美味しく出来る時もあればクソ不味いときもある。下ごしらえできていないみたいで、基本不味い」と、自己分析。
得意料理は、手羽元のシナモン煮だが、褒められたのはアジの開き。逆に、ダメ出しされたのが鮭のホイル焼だそうで、「火加減間違えたもので、キノコ類に火が入っていない。口の中からペット出されたことある。メゲません。勉強になります。彼女たちもむちゃ頑張っているんで、うまくいくステップと思ってます。下手さをバネにいまやるしかない」と、燃えている。
気になる子供の予定は、「餌付けはしているけど、コウノトリ的なものが降りてきてくれない。時間が合わないのかなぁと…コウノトリが来ないので、シルク姉さんから黒い玉の秘薬をいただいて、2回ぐらい使ったんですけど…これから」と、その効果はまだ現れていないそうだ。
同ドラマは、ずっと無料のBSチャンネル『Dlife』(BS258)で、11月3日午後9時よりスタート。
同ミュージカルは、28日日曜日まで、1日6回同所にて上演される。