2009年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けた元女優・酒井法子さん(41)が、執行猶予の期間が明けた後の12月に東京で行われる舞台『碧空の狂詩曲~お市の方 外伝~』の主演に抜てきされたことが27日、運営を手がける一期一会公式サイトで発表された。
「一期一会 主演に酒井法子を抜擢 その思い。」とのタイトルで掲載され、「我々一期一会はこの度、『碧空の狂詩曲』~お市の方 外伝~ につきまして、主演に酒井法子を抜擢いたしました」と、正式発表。
なぜ、酒井さんを抜てきしたかについては、「疑問をもっている方もおられるかと思います。彼女が過去に起こした事件について、心から反省し、役者として一からやり直すという言葉を受け止め、我々は彼女の役者としての次なる一歩の手助けをしようと考えました。当然、様々なご批判、ご意見があるかと思います。皆様の様々なお言葉を真摯に受け止め、誠実にこの舞台を作り上げるべくスタッフ一同、取り組んでおります」としている。
さらに、「この我々と彼女の思いを体現でき得るのは舞台しかありません。舞台は、生の演技のぶつかり合いです。まずは舞台上の彼女を見ていただければ、今の本当の彼女の姿がお分かりいただけるのではないかと思います。また、生の舞台だからこそ、彼女の本当の意気込みを感じることができるのではないかと考えております」とも説明。
また、「罵声を浴びる覚悟もある」と一部で報道されているが、そのことについては、「彼女はあえて一番お客様の反応がダイレクトに返ってくる生の舞台を選びました。今後の一期一会、そして酒井法子の未来は舞台の目撃者である観客の皆様にかかっております」と、気合を見せている。
なお公演は12月15日から24日で東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで全14回で上演されるとしている。