俳優･高倉健(80)が6年ぶりに主演する映画『あなたへ』(監督:降旗康男)が北九州の門司港でクランクアップしたことが27日、分かったと、28日付のスポーツニッポン、デイリースポーツ、東京中日スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツ各紙が報じている。
映画は高倉初のロードムービーとなっており、主人公の刑務官･倉島英二は妻(田中裕子)の遺言に従って、遺骨を散骨するため富山から長崎まで約1200キロをキャンピングカーで旅するというもの。
今年9月7日に都内でクランクインし、富山ロケを手始めに、高倉は9000キロを移動しながら撮影。この長距離移動に、高倉は、「とってもいい旅をさせていただきました。珍しく降旗監督が興奮してたんで、ぼくもグッときました。感無量です」と、胸いっぱいな様子だ。
共演の俳優･佐藤浩市(50)も「ほぼ30年ぶりにお会いし、『頑張れ、これからだぞ』とおっしゃってくれた。30年やってきて、『あ、これからなんだ』とすごく新鮮な気持ちでこの映画に臨めた」と、感謝を。
イカめし販売員役『SMAP』草なぎ剛(37)は「緊張してたけど高倉さんがほぐしてくださり、本当にスペシャルで貴重な時間を過ごせた。高倉さんの旅に僕も便乗させてもらい、(撮影終了は)少し寂しい…いや、大変寂しいんですけど、また一緒に旅したい」と、胸の内を語っていた。
