人気アニメ『コードギアス』シリーズの最新作『コードギアス 亡国のアキト』(監督:赤根和樹)第1章『翼竜は舞い降りた』先行上映会が16日、東京・新宿バルト9にて開かれ、人気声優・入野自由、坂本真綾とともにサンライズプロデューサー・河口佳高氏が登壇した。
2006年に放送され熱狂的な人気を博したテレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』とその続編で2008年に放送された『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』。同作は日本が神聖ブリタニア帝国に侵略され“エリア11”となり『イレブン』と蔑まれている歴史的設定を受け継ぎ、エリア11からユーロピア戦線に舞台を移したスピンオフの新作となっている。
ストーリーの時期としては『反逆のルルーシュ』と『R2』の間にあったものとされ、共和国連合(E.U.)の地で戦い続ける主人公・日向アキト(入野)が神聖ブリタニア帝国に戦いを挑む姿が描かれる。第1章では、ブリタニア軍に包囲されたE.U.軍132連隊を救うためのナルヴァ撤退作戦で、アキトは終わるあてのない戦いを繰り広げることに。誰もが舞台の全滅を予想したとき、wZERO舞台参謀のレイラ・マルカル(坂本)が動きを見せることとなり…。
カジュアルなスタイルの入野とブルーのドレス姿でファンから「マーヤ」との歓声を浴びながら登壇した坂本。入野は本作への出演について、「とにかくアクションシーンが動く動く。先行のPVで楽しみにしていたんです。自分が声を吹き込んで、僕もそれを見ることができたし、コードギアスという大作に自分が関わることができて凄いと思いました」と、まずは感想を。アキトを演じたことには、「声を落としてやっていましたが、謎、謎、謎できていたので、その謎の雰囲気を出せればと思ってやっていました」と役づくりをしているという。
一方の坂本は、「キャラクターもたくさん出てきますので、これからどうなていくんだろう当気持ちです。アフレコもにぎやかで、フィルムになったのを見て、完成したんだなという気持ちと、まだ1章ですので、やっと始まったんだなという気持ちでやらせていただきました」と、全4章のスタートラインに立った気を引き締めているようだ。
同作エンディングには7月25日発売の坂本の新曲『モアザンワーズ』が流れるが、この楽曲は坂本がデビューしたアニメ『天空のエスカフローネ』の主題歌『約束はいらない』で作詞した岩里祐穂と作曲家・菅野よう子という布陣。「赤根監督から作詞を岩里さん、作曲を菅野よう子さんでぜひ歌ってほしいとお話を頂いたんですけど、私がデビューするときに赤根監督が選んでくださって今回また久しぶりにこのメンバーで1曲作るというのは、実家に帰ったような懐かしさがありました。いままで聴いたことないような静的な曲なので、懐かしさと挑戦的な気持ちがあります」と、真面目に思いを明かしつつ、「“自由”をみゆと読まないで頂ければ」と、お茶目に入野を見てほほ笑む一幕も。
見どころについては、「アクションシーン派手さ、激しさ、手描きではなく3DCGなところです。それと、アキトの目ですね。ギアスがかかってるんです。誰にかけられているかとか、どんなギアスかというは分からないんです」と、これからの展開に期待を持たせることに。坂本は「エンディングで私の曲と一緒に、流れてきたイラストですね。レイラの過去が描かれているので、ヒントがあの中に隠れているので、勘の良い方は気づいたかもしれません」と、オススメすることに。
さらに、坂本は「あと予告でパイロットスーツ着ちゃってまして、予告を見て初めて知ったんで衝撃でしたけど、生存率が5%と言われている戦場に『あれ指令出る?』って感じでした」と鋭い指摘を見せ、「メインキャラがいつ死んでもおかしくないんで、ヒロインぶって出て来ましたけど、次回からいなくなって回想ばっかりにならないように願ってます」と、河口氏に“嘆願”していた。
その河口氏も、「予告」の注目を促し、「キャラクターが2人ほど。テレビシリーズとこのシリーズがどうつながっているのかでキャラが出ていますスザクとC.C.です。スザクは、シベリアの鉄道から、東からの使命を帯びてヨーロッパの戦線に向かうために乗っています。C.C.もテレビ版とは衣装が違いますがどういう形で加わっているのかなという形です」と、語った。
最後に入野が「第1章でいろんな関係性とか謎が多い部分がありますけど、8月4日以降も観てもらえれば」と、PRし、坂本も「大音量大画面で楽しめる一緒に共有するというのを楽しんでもらえれば。私自身2章以降どうなるのか気になっています。これから末永くよろしくお願いします」と、締めくくっていた。
『コードギアス 亡国のアキト』第1章『翼竜は舞い降りた』は8月4日より全国劇場にて公開!