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ユニバーサルミュージック 80億円超の申告漏れ不服として審査請求

 レコード会社のユニバーサルミュージックは16日、東京都国税局の税務調査で80億円超の申告漏れを指摘された問題について、処分を不服として、国税不服審判所に審査請求したことを明かした。

 同社は、「税法上適切に処理したつもりで、国税局と見解の相違があり、遺憾」としている。09年1月、ユニバーサルミュージック合同会社が、ユニバーサルミュージック株式会社を吸収合併した組織再編で、合同会社はフランスのグループ関連会社から約800億円を借り入れ、全株式を買い取った。

 17日付の日刊スポーツ、デイリースポーツ、サンケイスポーツ各紙が報じており、国税局はこの株式買い取りを法人税を不当に減少させる租税回避行為と認定したようだ。10年12月までの3年間で80億円の申告漏れを指摘されており、追徴税額は過少申告と加算税含め、30億円超とみられる。

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