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「金閣寺」など手がけた高林陽一監督が死去

 1976年の映画『金閣寺』などでメガホンを取った映画監督・高林陽一さんが15日午前11時33分、肺炎のため京都市の病院で死去した。81歳だった。

 高林さんは京都市出身。59年の『南無』で監督デビューし、63年には『砂』でベルギー国際実験映画祭審査員会特別賞を受賞。日本の個人映画の草分けとして活動し、その後、75年には探偵・金田一耕助シリーズの第1作の劇場作品『本陣殺人事件』を手がけ、76年には『金閣寺』で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞していた。

 16日付のサンケイスポーツが報じており、葬儀・告別式は近親者のみで営まれ、喪主はおい正喜(まさき)氏で執り行われる。

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