アイドルグループ『日向坂46』四期生が出演する舞台『五等分の花嫁』が3月8日東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕する。初日に先駆けて3月7日に行われた初日会見でのキャストコメントと公開ゲネプロの写真で、その模様をお届けする。
(取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ)
※ハート組とホシ組(正源司陽子)はオフィシャル写真
トップ写真は、左から宮地すみれ・小西夏菜実・藤嶌果歩・清水理央・山下葉留花
舞台「五等分の花嫁」は、少年マンガ誌『週刊少年マガジン』で連載されたラブコメディ漫画『五等分の花嫁』を舞台化。ヒロインである中野家の五つ子を、日向坂46四期生11人のメンバーがWキャスト・トリプルキャストで演じ、家庭教師として五つ子たちを教える上杉風太郎を笹森裕貴が演じる。
なお、中野四葉役のみがトリプルキャストとなっており、チーム編成は下記の通り。
◆小西夏菜実・清水理央・宮地すみれ・藤嶌果歩・山下葉留花の組
♡竹内希来里・石塚瑶季・渡辺莉奈・平尾帆夏・平岡海月の組
★竹内希来里・石塚瑶季・渡辺莉奈・正源司陽子・平岡海月の組
その中で、◆小西夏菜実・清水理央・宮地すみれ・藤嶌果歩・山下葉留花の組のゲネプロを観賞。
中野三玖役 渡辺莉奈が、「やっぱり舞台ということで。物語の中に歌やダンスパフォーマンスが入っていて、原作の漫画やアニメでは見えなかった、5つ子ちゃんたちの姿が見られるっていうのが舞台の魅力なのかなってすごく感じました」と話すように、5つ子一人ひとりに見せ場の歌唱&ダンスがあるほか、5人そろってのダンス&歌唱パフォーマンスもあり、躍動感にあふれていて見どころのひとつ。
11人が異口同音に役柄の女性になりきり、心情や行動を理解するために、マンガ、アニメ、映画など、これまで発表された各メデイアを観たりして、キャラクターを深堀して研究したことが、難しくもあり、楽しかったと述べていたが、5つ子の性格は、テレビアニメ第一期のプロフィールや公式を参照すると下記の感じになるのだが、みなそれぞれいつものキャラやしゃべり方から、担当人物の性格・イメージに近づけようと“演じ”ていたのが随所に見受けられた。
中野 一花(なかの いちか)
五つ子の長女。アシンメトリー調のショートヘアと右耳に填めたピアスが特徴的。からかい上手の小悪魔的な性格だが、面倒見の良いお姉さんタイプ。長姉として日頃から妹たちのことを気にかけており、気遣いが行き過ぎてしまい、自分自身の気持ちを押し殺してしまいがち。また、そんな性分に反して私生活はかなりズボラで怠惰、自室は汚部屋と化している。
中野 二乃(なかの にの)
五つ子の次女。黒いリボンで結ったツーサイドアップが特徴的。勝気でヒステリックな毒舌家だが、五つ子の中で一番繊細であり、姉妹を大事にしている。姉妹を守るために中野家に家庭教師として入ってきた風太郎を敵視し、ぶつかる。
中野 三玖(なかの みく)
五つ子の三女。右目が隠れる斜め分けのセミロングと常に首に掛けているヘッドフォンが特徴的。口数が少なく落ち着いているが、戦国武将が好きというマニアックな一面も持っている。姉妹の変装が得意でたまに他の姉妹のフリを頼まれることがある。
中野 四葉(なかの よつば)
五つ子の四女。ボブカットとウサギ調のリボンが特徴的。元気いっぱいで人なつっこく、人から頼まれると断れない性格。姉妹の中ではスポーツが得意でよく運動部の手伝いをしている。
中野 五月(なかの いつき)
五つ子の五女。若干クセのあるロングヘアーに、頭頂部から生えたアホ毛と星柄のヘアピンが特徴的。真面目で姉妹の中で一番の頑張り屋だが要領の悪い性格で、勉強もやる気があるがうまくいかない。食べることが大好きで姉妹の中では一番の食いしん坊。大の怖がりでオバケやホラー映画が苦手。
5つ子の基本データを踏まえ、見どころをひとつ。小西夏菜実は、セリフや演技以上に、全編通して声のトーンやセリフ回しなどから本当の長女のよう。清水理央は、前半は、風太郎を中野家から追い出そうと策略する“敵役”を意地悪く演じていた。宮地すみれ 戦国武将が好きな歴女ということで、戦国武将名しりとりを風太郎とするシーンがあるが、武将名を覚えるだけでも大変だっただろう…。藤嶌果歩は、天真爛漫でスポーツが得意な陽キャを演じ、バスケのユニフォーム姿でドリブルを披露する場面も、山下葉留花は、風太郎との出会いを引きずり素直になれず意固地になるかわいらしさと、徐々に心を開いていく変化を上手に演じていた。舞台後半では、徐々に風太郎と5つ子の間の壁が取り払われ、それぞれとの距離が縮まり、心の変化、恋心への変化が…。
また、中野三玖役 渡辺莉奈が「今回ダブキャストで四葉はトリプルキャストなので、ほんとにチームによって5つ子ちゃんの空気感や雰囲気がほんとに変わってきているので、そういうところにもだんだん違いが出てすごく面白いなと思うので、注目してみていただけたら嬉しいです」とも、感想をコメントしているように、3チームを比較して観るのも面白い。
中野二乃役 石塚瑶季が「この舞台では、シーンによってアドリブだったり、その日ごとにちょっとしたセリフ遊びがあったりするので、そういうところもすごく面白いと思います」というように、何度も足を運んで、舞台中での日向坂46四期生の成長ぶりを楽しもう。
【公演概要】
タイトル 舞台「五等分の花嫁」
上演期間・劇場 2025年3月8日(土)~23日(日) 品川プリンスホテル ステラボール
原作 春場ねぎ『五等分の花嫁』(講談社「週刊少年マガジンKC」)
脚本・演出 山崎 彬
音楽監督 楠瀬拓哉
振付・ステージング 野田裕貴(梅棒)
出演 〈日向坂46 四期生〉
中野一花:小西夏菜実・竹内希来里 ※Wキャスト
中野二乃:石塚瑶季・清水理央 ※Wキャスト
中野三玖:宮地すみれ・渡辺莉奈 ※Wキャスト
中野四葉:正源司陽子・平尾帆夏・藤嶌果歩 ※トリプルキャスト
中野五月:平岡海月・山下葉留花 ※Wキャスト
上杉風太郎:笹森裕貴
上杉らいは:櫻井佑音
上杉勇也:篠田光亮
麻倉美海 笠原希々花 新條月渚 松井優花 森本さくら 横松 龍
主催 舞台「五等分の花嫁」製作委員会
チケット販売 ローソンチケット:https://l-tike.com/5hanayome-stage/
TBSチケット:https://tickets.tbs.co.jp/5hanayome-stage/
➤公式サイト https://5hanayome-stage.jp/
➤公式Twitter https://x.com/5Hanayome_stage
ハッシュタグ #五等分の花嫁 #五等分stage
【あらすじ】
貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!しかも五つ子だった!!中野一花・二乃・三玖・四葉・五月の五つ子は全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!?中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演。
【原作『五等分の花嫁』作品情報】
『五等分の花嫁』は、2017年~2020年に「週刊少年マガジン」で連載されたラブコメディ漫画。成績優秀ながらも家に借金を抱えた1人の男子高校生が、進学が危ぶまれる五つ子の女子高校生の家庭教師を務めるストーリーで人気を博し、2019年5月に第43回講談社漫画賞の少年部門を受賞、シリーズ累計発行部数は2000万部を突破。2019年よりテレビアニメが放送された他、映画やゲームなど現在も展開が続いており、連載終了後も多くのファンに愛されている。
©春場ねぎ・講談社/舞台「五等分の花嫁」製作委員会
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