三井化学、廃プラ分解油を使用した日本初のバイオ&サーキュラークラッカーを稼働

三井化学株式会社は、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、廃プラスチックからの分解油を使用したケミカルリサイクル製品の製造を2024年3月に開始しました。この取り組みにより、日本初のバイオ&サーキュラークラッカーの稼働を実現します。

概要

事業名:バイオ&サーキュラークラッカー稼働開始時期:2024年3月場所:大阪府高石市、三井化学大阪工場目的:サステナブルな社会の実現協力企業:株式会社CFP、花王株式会社、株式会社プライムポリマー関連ブランド:BePLAYER(R)、RePLAYER(R)詳細URL:https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/beplayer-replayer/

ケミカルリサイクルの先進的取り組み

三井化学株式会社は、株式会社CFPから調達した廃プラスチック由来の熱分解油を用いて、マスバランス方式に基づくケミカルリサイクル製品の製造を行います。この方式により、バイオマスやリサイクル由来の原料を、石油由来の原料と混合しながらも、特定の製品にその特性を割り当てることが可能になります。欧州で広く採用されているISCC PLUS認証に準じた製品を、市場に展開していく予定です。

持続可能な社会への貢献

このプロジェクトは、2021年12月に開始したバイオマスナフサ活用と共に、石化原料の原料転換を進める重要な一歩です。三井化学は、バイオ&サーキュラークラッカーを通じて、リジェネラティブな社会の実現に向けた貢献を目指します。また、この取り組みは花王株式会社や株式会社プライムポリマーとの共同検討を含む、ケミカルリサイクルによる循環型スキームの実装にも繋がっています。

ケミカルリサイクルの新たな地平

三井化学のバイオ&サーキュラークラッカー稼働は、廃プラスチック問題の解決に向けた画期的な進展を示しています。サーキュラーエコノミーの実現に向けたこの取り組みは、持続可能な社会への貢献だけでなく、経済的にも環境的にも利益をもたらす可能性を秘めています。今後の展開が注目されます。

関連リンク三井化学のサステナビリティへの取り組み:https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/beplayer-replayer/

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