『51分と13年』: 東京工芸大学が津波事故を題材にした映像インスタレーションを公開

東京工芸大学芸術学部は、東日本大震災時に石巻市大川小学校で発生した津波事故を題材に、地震発生から津波襲来までの51分間と事故後の行政対応を多角的に探る映像作品『51分と13年』を展示します。

映像作品の背景と目的

『51分と13年』は、東日本大震災時の大川小学校での悲劇を取り上げた映像インスタレーションです。この作品は、インタラクティブメディア学科の野口靖教授と映像作家三行英登氏による共同研究の成果であり、事故発生時の詳細とその後の行政の対応を、報道記事や関係者への取材を基に制作されました。このプロジェクトは、事実に基づく独自の解釈を含みながら、大川小学校事故に内在する問題について多角的な視点から考察します。

展示の特徴と期待される影響

複数の映像を並置する手法を用いたこのインスタレーションは、観客が場所や空間全体を通じて体験できるように設計されています。これにより、大川小学校事故に対する社会的認識と理解が深まることが期待されます。本展示は、工芸融合研究の一環として制作され、技術と芸術の融合による新たな教育研究活動の可能性を示唆しています。

『51分と13年』展示は、東日本大震災の記憶を未来に伝え、災害時の対応とその影響を再考する重要な機会を提供します。この映像インスタレーションは、被災地だけでなく全国の災害対策と教育に関する議論を促進することでしょう。関心のある方は、ぜひ東京工芸大学中野キャンパスでこの貴重な展示をご覧ください。

イベント概要

展示期間:2024年3月2日(土)~3月17日(日)休館日:月曜日開館時間:12:00~18:00会場:東京工芸大学 中野キャンパス 6号館 地下1階ギャラリー(6B01)入場料:無料展示施工:株式会社 O.D.A展示詳細URL:https://miyukihideto.myportfolio.com/op

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