さくら情報システム株式会社は、社内ルールや規程を含む回答機能を備えた生成AIチャットツール「SIS-GAI」を導入し、業務効率化に向けた取り組みを開始しました。
SIS-GAIの特徴と背景
企業が生成AIを業務効率化や生産性向上のために利用する際、正しい使用方法の理解と自社データとの効果的な連携が競争力向上の鍵を握ります。さくら情報システムは、この課題に対応するため、生成AIと社内文書をシームレスに組み合わせる取り組みを進めてきました。
SIS-GAIはMicrosoft Azure環境上に構築され、社外へのデータ流出防止とセキュリティ、利便性の両立を実現しています。Microsoft Teamsとの連携により、日常のコミュニケーションツールを通じて直接利用可能です。さらに、適切な利用方法のガイドラインを策定し、社内に周知しています。
生成AIと社内データの連携
SIS-GAIでは、社内規程などの文書において、曖昧な質問からでも関連情報を見つけ出し、適切な回答を生成する社内ナレッジ検索機能を実装しています。この機能は、タグ付けされた社内データをAzure AI Searchで検索し、生成AIが検索結果に基づいて回答を生成することで、多くの活用可能性を秘めています。
さくら情報システムは、最新の技術動向に注目しつつ、生成AIと自社データの連携を通じて業務効率化と生産性向上を目指します。社員の利用状況を可視化し、分析結果を改善活動に活用することで、日常的な業務利用の促進を図ります。また、新たなソリューションの提供により、業務効率化をさらに支援することを目指しています。
関連リンク
・さくら情報システム株式会社の公式ウェブサイト：https://www.sakura-is.co.jp
