俳優・渡部篤郎(44)が21日、都内で主演映画『外事警察 その男に騙されるな』特別試写会に登場し、渡部のモノマネを自認しているお笑いタレント・松村邦洋(44)、山本高広(37)、おおともりゅうじ(43)、『我が家』坪倉由幸(34)とともに登壇した。
国際テロを未然に防ぐために組織された日本の諜報機関『外事警察』が描かれた作品で2009年11月にNHKでドラマとして放送され人気を博し、このたびの映画化となった。外事課捜査主任の住本健司(渡部)は国益を守る為なら自身の率いた組織など、全てを騙す事も厭わない“魔物”と呼ばれ、組織内からでも恐れられている存在だが、そんな住本が組織に呼び戻されることに。ときを同じくして、「濃縮ウランが朝鮮半島から流出した」とCIAから情報がもたらされ、その行方を追うこととなり…。
舞台が暗転したままイベントがスタートし、どこからともなく「その男に騙されるな」との声が場内に響くと、期待感にファンが沸き上がることに。照明がパッとつき、その中には、渡部に似せた感じの坪倉が。「エー!」の声が飛び交い、渡部のモノマネをしようとすると、「させねーぞ!」との声が飛ぶ始末。それでも、めげない坪倉が、「みんな盛り上がってるか?」と、投げかけるも、まばらな拍手しかなく、撃沈されてしまうことに。
その後、おおとも、松村、山本と、モノマネ芸人が渡部のモノマネをしながら続々と登場。途中、松村の掛布雅之のモノマネや、山本による織田裕二のモノマネなど、豪華競演展開になり、ファンは次第に大盛上がり。
そして、渡部本人が一番後ろの客席から、笑顔で登場。モノマネをした4人が「すいませんでした!」と、お詫びするなか、「嬉しいですよ。いつも見ています」と、本人は意外とノリノリ。渡部は、「松村さんはこの中で一番高いですよ」と、高評価で、逆に「山本くん一番低いですよ。勝手に作ってるし」と、本人からの判定が入り、場内は大爆笑だ。
4人が渡部のモノマネのポイントを実演することとなり、それを見た渡部は、「反省して、首振りながら話すの辞めます。滑舌の学校に行ったりとかもします」と、ニセモノを相手に、どこまでも真摯な渡部に、温かな視線が注がれていた。
さらに4人を、自身公認のモノマネ芸人と認定し、全員で映画のタイトル「外事警察 その男に騙されるな」を声を合わせてコールすることに。4人が言った後に、「その男に騙されるな」と、全員のモノマネに似せた口調で渡部がPRし、拍手喝采となった。
最後に、顔をビシッと引き締めた渡部は、「テレビドラマから苦労してきて、観てもらえて嬉しいです」と、爽やかな笑顔を残しつつ4人とともにその場を後にした。
本編はとてもシリアスな映画『外事警察 その男に騙されるな』は6月2日より全国公開!