俳優・木村拓哉(48)、玉木宏(41)、山本耕史(44)、光石研(59)、中尾彬(79)が10日、都内で『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』完成披露記者発表会に名越稔洋総合監督とともに出席した。
『龍が如く』スタジオが、2018年に木村を主人公で元弁護士で八神探偵事務所・所長の八神隆之に据えリリースした『JUDGE EYES:死神の遺言』。本作はその続編となっており、再び八神がアクションとともに問題を解決する、リーガル・サスペンスが展開していく。
黒のスーツ姿で登場した木村。まずは前作の反響へ、名越総監督をはじめ「海外で非常に好評だったというのが嬉しかったです」と、その広がりに喜んだそう。ちなみに、木村によると、「お仕事の現場で、インタビューしてくださる女性アナウンサーの方とかから『実はクリアしました』と、ちっちゃい声で伝えてもらうことが多くて。なんで小声なんだろうというのは思いましたが(笑)。周りからいろんなお声を頂きました」というところまで広がっていたそうだ。
その収録へ名越監督が「少し時間が経っていたので、もう1度八神を作りなおしていくのかなと思っていたのですが、木村さんは頭から八神だったのでその手間省けたなといいますか、スムーズに入れて」と、感嘆の声をあげたそうだが、木村としては、「監督がずーっと指導してくれたので、それに食らいついて行くだけでした」と、サラリと話す。
さらに、木村はそこから、「『LOST JUDGMENT』というタイトルも口にできないような環境で、プロジェクトネームが記載された台本を持って行かせて頂いていたんです」と、厳重な様子を窺わせたり、アフレコは「10日弱かかったのですが、テンションがノリノリになっても30分に1回はスタジオの換気が必要で、そのときは監督たちと日々の状況に対してのディスカッションしながら過ごしました」と、裏話を披露していた。
八神というキャラクターの魅力へは、世界観全体が八神というキャラクターの魅力を引き立てていると話すとともに「前作からずっとそうですけどブレない部分が非常に強みだと思います。彼自身、彼個人の魅力というより、彼を支えてくれる周りの魅力とか」と、語っていた。
一方、玉木はRKという半グレ集団のリーダー・相馬和樹役で起用されており、「真逆このような役を頂けると思わなかったので嬉しく思っています」と、起用に喜んだという話とともに、「木村さんのドラマが好きでこの世界に入ったというのもあって、今回声だけだったので願わくば、この『LOST JUDGMENT』の実写化をお願いしたい」と、言わしめるほど世界にのめり込んでいたようだった。
山本は古参の便利屋・桑名仁役を演じており、「この歳になってすごく勉強になったなって。これから本当の共演が体感できるのかなと」と、振り返っていた。
そして、木村から「前作に引き続き、新たなキャスト・スタッフでこの作品を作ってみました。ゲームという独特な世界観ですが、僕らが普段実写でやってる立場からすると、こんなにリアルにできるんだというくらいリアルな世界観が広がっていると思います。みなさん、この状況下でストレスがたまりがちだと思いますが、そのストレスを少しでも抜くことができるのではないかなと思っています」と、メッセージを寄せていた。
『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は9月24日よりPlayStation(R)5、PlayStation(R)4、 Xbox Series X|S、Xbox One(※Xbox Series X|S、Xbox One はデジタル版、デジタルデラックスエディションの販売)にて販売予定。