
『ニコニコ超会議』が28、29日、千葉・幕張メッセで開催。それとともに、両日ともに人気生主や芸能人が多数出演する『ニコニコ超パーティー』が華やかに開かれ、2日間で1万6000人が参加した。
登録会員数2725万人超(4月26日調べ)を誇る『niconico』が、ユーザー向けに有料で主催したパーティー。2日間で合計91のパフォーマンスステージが展開される超大型のイベントに。『niconico動画』で人気のユーザーはもちろんのことだが、多数の著名人・芸能人も参加した。
28日はロンドン五輪に出場し、『niconico動画』を通じて1週間で1000万円の資金を援助してもらった藤原新選手(30)が会場までマラソンで訪れたり、5月1日から開始される新システム『Zero』の説明など、話題性のあるものが満載。パーティー開始を告げるドラムロール直後に、歌手一番手を切ったのは“冬の女王”として知られる広瀬香美(年齢非公表)。『promise』で場内に歌声を響かせ、サビ前の「ゲッダン☆」を全員で叫ぶなど、場内のボルテージを一気にMAXへ持っていく。ほかにも、アイドルグループ『℃-ute』も『まっさらブルージーンズ』で現れ、歌で魅せた後、『Kiss me 愛してる』で『踊ってみた』のユーザー10人とキレたダンスで喝采を浴びた。
この日の目玉は、アンコール前に現れたアニソン界で絶大な人気を誇る『JAM Project』。影山ヒロノブが「ニコ動があったから『JAM Project』もここまで大きくなれた!」と叫ぶと、その恩返しとばかり、『GONG』『SKILL』の人気ナンバーで、この日のステージ登壇者全員とジャンプを見せ熱狂のうちに終了した。
翌29日は、午後4時?10時30分すぎまでと長時間のもので前日よりも1時間30分拡大。司会は『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳(38)と人気生主の百花繚乱が務めることに。
途中、人気カリスマモデルで歌手・きゃりーぱみゅぱみゅ(19)がバックダンサーのきゃりーキッズとともに、『PONPONPON』と今月リリースした新曲『CANDY CANDY』を披露。独特で小気味良さを感じさせるダンスできゃりーワールドを展開し、場内からも「きゃりーちゃん!」との声も多数!パフォーマンス終了後にきゃりーキッズを珍しそうに見ていた淳は、年齢などを尋ねたが、中学生で構成されているというきゃりーキッズの中に1人だけ男の子がいることが明かされると、ビックリしていた。
後半には、キーボードをH ZETTE M、まらしぃ、紅い流星の3人でアニソンメドレーを奏で会場を沸かせた後に、歌手・柴咲コウ(30)がユニット『galaxias!』としてDECO*27(25)、TeddyLoid(22)とともに登場。グレーのパーカーのフードをすっぽりかぶり、楽曲『galaxias!』をクールに披露することとなった。
ほかにも、ボーカロイドの人気曲の歌唱から、中で人が操縦する人型のロボットの生公開。“十三代目冷奴”ことニッポン放送・吉田尚記アナ(36)によるヲタク落語に、ガチムチパンツレスリングでお馴染みのビリー・ヘリントンが「あにき」コールの中、ゲスト出演するなど、『niconico動画』を通じてユーザーが培ったさまざまな文化が入り混じり豪華競演と、見る者を飽きさせない演出のオンパレード。
この熱気に、これまで『niconico』のことをまったく知らなかった淳も、感動したようで、「今度司会で呼ばれたら、みんなよりニコ中(niconico動画中毒)になっています!」と、ファンも大歓声で応える胸アツ宣言でその場を後にすることに。
ラストの曲前には、同社のシステム作成を担っている関係者が登壇し、システム『Zero』が“原点回帰”をテーマにしていることから、関係者の男性が、「この曲を聞くと原点に帰れます」と、涙ぐみながら“こなぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃ”弾幕でお馴染みの活動休止中のバンド『レミオロメン』の『粉雪』をリクエストし、全員で大合唱。ユーザーと1つになった2日間のパーティーに幕を下ろした。
なお、30日には『niconico』の運営より、2日間の会場来場者数が9万2384人だったことが発表。目標としていた10万人に近い数字を叩き出すこととなったが、ネット来場者は347万0766人とかつてない規模だったことが明かされ、今後のさらなる飛躍への可能性を伺わせた。




















