舞台『あずみ～戦国編』（演出：岡村俊一）囲み会見が10日、東京・Zeppブルーシアター六本木で開かれあずみ役・川栄李奈（21）、うきは役・鈴木拡樹（31）、最上美女丸役・早乙女友貴（20）、豊臣秀頼役・小園凌央（21）、淀の方役・有森也実（48）、飛猿役・星田英利（45）、演出の岡村氏が登場した。
ゲネプロ前に会見に臨んだキャストら。あす11日に迫った初日を前に川栄は、「まだみんなで通せてないので、不安が大きいですけど、始まったらすぐだと思いますので、頑張りたいと思っています」と、心境を。すると、岡村氏が、「すごい初日が開くと思います。みんな体力の限界まで挑戦しています」と、満足いく仕上がりとアピール。
けいこを通して鈴木は、「何より強いと思ったのは川栄座長。最後まで1人、戦いぬいて生き抜いてという姿に引っ張られてここまでこれていると思います。それについていければ」と、川栄の背中に励まされたそうで、早乙女も、「素晴らしいと思います。この中の誰よりも大変で、殺陣もあって、セリフも量もあるので。本番が楽しみです」と、頑張りを見ていたそうだ。
一方、9月の発表会のときには役が何になるかわからなかったが、豊臣秀頼を演じることになり、小園は「死ぬ気でやってきました。それをどれだけお客様の前でぶつけられるのか頑張りたいです」と、前を向いたが、岡村氏は「小園はヘタです。ものすごいヘタです。でも、独特の華があります。舞台上で成長するという役割なので」と、毒づきながらもエールを。これに小園は「稽古中もずっとそんなことを言われて、メンタルも強くなりました」と、苦笑い。
昨年、川栄主演で上演された『AZUMI～幕末編』から引き続き主演だが、今回の見どころへは、「1人1人力強い姿が見れるところ、殺陣もすごくいいシーンがたくさんあるので、量も多いです。稽古場で通してやったら、みんなヘトヘトで干からびていたので、きっと良いものが見せれると思います」と、アピール。
殺陣では500人斬りもするそうだが、川栄は「殺陣の量が本当に多いんです。でも殺陣はただ斬ってるだけではなく、意味があるので、物語全体を観てほしいです。ちょっと疲れますけど（苦笑）」と、さらなる見どころも語り、もし次回作があるなら「50人ぐらいがいいです。それくらいが気持ちがいいです」と、笑う。
そこで、岡村氏から、「女優さんは感受性が重要なんですよ。去年の公演でもそこそこできたなと思うんですけど、こんなにできると思わなかった。もう教えることがないぐらい。言葉は悪いけど、“アイドル崩れ”みたいな言われ方をすると思いますけど、とんでもない！そんなことを言う人は観に来た方がいい！女優というのはこういう感受性のことを言うんだというのを体現できると思います」と、熱弁を振るっていた。
ほかにも、小園へは、母親の松本伊代（51）が来るのかという質問が飛ぶと、「近くにいるかもしれないです。たぶん毎日来るんじゃ」と、冗談交じりに笑い父親のヒロミ（51）については、「ちょっと僕には予想できない。どうなることやら」と、未定だそう。さらに、『SPEED』の島袋寛子（32）と婚約している早乙女へ、島袋は来るのかへ「招待していて、いつ来るかは分からないですけど、応援してくれていると思います」と、現状を語っていた。
舞台『あずみ～戦国編』は11月11日から27日までZeppブルーシアター六本木で上演！
■出演キャスト
川栄李奈、鈴木拡樹、早乙女友貴、小園凌央、斉藤秀翼、三村和敬、山本亨、吉田智則、久保田創、有森也実、星田英利、黒川恭佑、松本有樹純、塚田知紀、大石敦士、椎名康裕、高橋邦春、向田翼、東慶介、平野翔大、清家大雅、山本ナオミ、近藤陽子
