女優・剛力彩芽（23）が7日、東京・虎ノ門のポニーキャニオンで行われた『ふるさと知事ネットワーク』制作WEBドラマ「夢叶う、福井県（仮）」「あの頃のわたしへ（仮）」制作発表会見に、俳優・菅谷哲也（22）と女優・小島藤子（22）、福井県副知事・杉本達治氏らとともに出席した。
同WEBドラマは、10代～20代の若者や就活生に向けた地方へのUターン・Iターン就職、また移住を促進することを目的とし、世界に誇れる技術やサービスを持つ福井県＆長野県の「小さな世界企業」の魅力や地方ならではバランスのとれた豊かな暮らしができることをPRした内容となる。
福井県＆長野県の企業を舞台にしたこのドラマによって、両県出身者はもとより、全国の方々。とくに就職を控えた大学生のみなさんに、その土地の企業の先進性や暮らしぶりに少しでも関心を持っていただけたらとの願いを込める。
福井県は、『「実は福井」の技』（http://info.pref.fukui.jp/tisan/sangakukan/jitsuwafukui/）という冊子やWEBサイトがあり、福井県内の企業・製品のうち、世界シェア1位が16製品・技術あり、国内シェア1位が54製品・技術あることが紹介されている。幸福度ナンバー1であることも知られている。そのデータは、「いいね！結婚ふくいキャンペーン」（http://angelnet.pref.fukui.lg.jp/kekkon/happy）で紹介されている。
一方の長野県も、東洋のスイスと呼ばれる諏訪地方の精密機械工業や長野県の飯田・下伊那地域では、精密機械加工の中小企業約10社が、航空機部品の共同受注生産体制グループ『エアロスペース飯田』を作っているなど世界水準の技術を持っている企業がたくさんある。2016年2月号『田舎暮らしの本』（宝島社）での読者アンケートで、「移住したい都道府県ランキング」で、長野県が10年連続1位を獲得している。
と、まさに、「『小さな世界企業』で、地方ならではバランスのとれた豊かな暮らしができる」両県である。
短い撮影日数で短時間というほぼ同時期に全く別のエリアで、全く別なストーリーを演じるというのは、今まで経験がないという剛力は、「ちょっと緊張してます。大変な撮影になると思います」と、不安を覗かせつつ、「揺れる感情は似ている部分があるので、それを福井県と長野県でうまく表現できれば。（時間も）そこまで長くない中に、どうやって魅力を詰め込めるか。地元の良さをプラスで発信していくのが初めてなので、地元民じゃないからこそ、みなさんに協力していただいて、こういう魅力があるんだと、不安な気持ちや揺れる気持の中でもどんどん取り入れられたらいいなぁ」と、意欲的に語る。
福井県の杉本達治副知事は、県花である水仙を渡し、「制作スタッフの方々も超一流のかたがたで、一流のドラマを作って下さる皆さんにお願いしております。これから就職どうしようかと考えている方々に、グサッと心に残るドラマを作っていただけることを期待しております」と、期待値の高さを思わせる。
福井県＆長野県でのロケで楽しみにしていることを問われた剛力は、「東京を離れる時のロケで楽しみは美味しいご飯なので、今回も美味しいご飯が楽しみです。福井県は、恐竜博物館に行ってみたい。タイミングがあえば、すごくいってみたいです。長野県は、真田幸村がすごく好きなのでちょっと行きたいです」と、“真田幸村LOVE”を。
最後に剛力は、「私も22、23歳になった頃に、ひとりの社会人としてお仕事しないといけないんだなと、不安になった時期もありました。福井・長野の魅力をお伝えしながら、同年代の悩み、自分の夢に向かって頑張る姿を通して、どこにキッカケが転がっているかわからないという思いをみなさんにお伝えできれば。何よりも地元の方にも『いいね、この作品』といわれるように」と、気合充分に語った。
『ふるさと知事ネットワーク』とは、地方自治体の新しいモデルをつくるために、地勢の異なる地方の13県（青森、山形、石川、福井、山梨、長野、三重、奈良、鳥取、島根、高知、熊本、宮崎）が「ローカル・アンド・ローカル」の発想で人や地域の新しいネットワークをつくり、活動を行っていこうというもの。
今回、その一環として、福井県制作『夢叶う、福井県（仮）』と長野県制作『あの頃のわたしへ（仮）』の2つのドラマが制作されることとなった。両作品とも10代～20代の若者や就活生に向けた、Uターン・Iターンに関した内容となっている。
本ドラマは2月11日に東京・品川インターシティ・ホールにおいて行われる、ふるさと知事ネットワーク主催のイベント「ふるさと・いいこと・フェア」において初披露。イベント終了後、YouTubeなどで期間限定で公開予定となる。
