女優・西条美咲（29）が、最高気温マイナス13℃という厳冬の北海道・帯広＆十勝平野で撮影した、雪と氷の世界の写真集『SNOW KINGDOM』が7月28日に発売された。
ひとくちに「マイナス13℃」の世界というが、寒さは単に体感のものではなくなり、精神に影響して人間の感覚を鈍らせ、意欲を奪ってしまう。帯広親善大使でもあるカメラマン・山岸伸氏は、「シャッターチャンスだと頭が判断した瞬間にボタンを押すのが困難だった」と振り返るほどの想像を絶する苛酷さだ。
それでもスタッフは厚手のジャケットやブーツなど完全装備だが、モデルの西条美咲は常に薄着、時には裸同然の姿で長時間いなければならず、極限の寒さは西条の血管を収縮させ、肌は赤くなり、やがて純白になり、そして西条美咲が動けなくなってスタッフに抱えられたことも度々あったという。
それでも、「死と隣り合わせの状況の中でこそ表される生命の力強さやゴシックホラーでファンタジックな世界観をご覧いただけます」と、いう西条美咲こん身の作品だ。
体を張って雪と氷の世界と同化した西条は、雪原の中に舞い降りた「氷点下の妖精」のような幻想的な写真となっている。
■発売日：2015年7月28日
■発売場所：ローソン店頭、書店、アマゾン他
■ページ数：118ページ
■売価：500円税込み
