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本広克行監督 香川のうどん店大将の引退報道に驚愕!「山口百恵とかキャンディーズ」

本広克行監督 香川のうどん店大将の引退報道に驚愕!「山口百恵とかキャンディーズ」
本広克行監督が『さぬきうどん 未来遺産プロジェクト』記者発表会に出席

 アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ、ドラマ『踊る大捜査線』シリーズ、映画『UDON』などを手がけたことで知られる本広克行監督(50)が27日、都内で『さぬきうどん 未来遺産プロジェクト』記者発表会に出席した。

 讃岐うどんチェーンの「はなまるうどん」が讃岐うどんの歴史や文化を次世代に継承することを目的とし発足。同日より公式サイト(http://www.sanukiudon-mirai.jp)もオープン。内容としては、香川県に育った方々をプロのライターがリサーチし、記事として掲載する「証言」アーカイブや、讃岐うどんの歴史や店舗の開業年表などの「資料・データ」アーカイブ、さらに各地の店舗などをめぐったライターらによるレポートなどを展開していくとし、1万の記事コンテンツを目指す。記事は、口コミサイトのように口コミを掲載するものではなくライターたちが取材に行くものだそうだが、貴重な画像資料などは募集するそうで確認後サイトで掲載されることもあるという。

 本広監督は本プロジェクトにて、エグゼクティブ・プロデューサーという肩書となるが、店主などがうどんを打っている映像を撮影したりといった映像分野での資料編集などにかかわっていくという。後援には岡山放送や山陽放送、瀬戸内海放送、テレビせとうち、西日本放送、エフエム香川、四国新聞社など縁のあるメディアが入っており、その期待値の高さを見せている。

 会見には『UDON』のキャラクターのモチーフとなった「宮武うどん」大将の宮武一郎氏や四国学院大学教授で麺通団の田尾和俊氏らが出席。まずは、10年前に映画『UDON』を作ろうと思ったきっかけについて、「香川から東京に出てきて、帰らないつもりで映画監督を目指していたんです。でも、同窓会に呼ばれてうどん食べたら異常に美味しくて、調べていくうちに、これを映画にできないかと思ったんです」と、回想。

本広克行監督 映画「UDON2」へ意欲!「いつでも作りますよ(笑)」
 

 さらに、本広監督は高校時代に宮武氏の店の前を自転車でよく通っていたそうだが、「チャリンコで前を通っているときは1回も食べていないんです。それくらい奥まったところで田んぼの中にあるんです。それで、ゴールデンウィークで帰ってきた時に、何かが田んぼの中にあって、たくさんの車があって、フィールド・オブ・ドリームスみたいな感じで。警察も出てたり、これおかしいなと思って、調べていくと大将が出てきて」と、衝撃を受けていたのだとか。

 その宮武氏の話題を続け、本広監督は「大将(宮武氏)が引退するときに、四国新聞で大きく出た。写真も麺棒を持って、『体力の限界』と出てて、これありえねーだろと(笑)。ブームのときにやめるって、山口百恵とかキャンディーズとか千代の富士でしょ!」と、その反響のすごさを語り、宮武氏が「体力の限界で(苦笑)。辞めどきかなと」としみじみ。田尾氏も、「次世代を担う天才的なうどん屋が10件、20件出てきたんです。そのなかで、4、5件で30、40代の方なんですが腰を痛めて辞めてしまって」と、意外な話も飛び出した。

 ほかにも、本広監督自身が先陣に立っている『さぬき映画祭』へ「ほかの監督に来てもらう時に、本場のさぬきうどんを食べさせるツアーに招待しますと言ったら、ほとんどの監督が来てくれます。いままで断った人がいないくらい」と、うどんによる集客効果も話していた。

 最後にプロジェクトを通して高松に何か残したいことはないかと問われると、本広監督は、「10年前の『UDON』という映画は8割型本当にあったショートの話を紡ぎ合わせていってああなったんですけど、このプロジェクトで新たな証言が出てきて、大将にも復活してもらって、映画『UDON2』とか大将が復活するまでの話を…」と、構想を話しだし、田尾氏も「その前に作って、復活せざるえない状況を作れば(笑)?」と、相づち打つ。

 すると、本広監督は「僕らが子供のころから知っている伝説のうどん屋はいっぱいあるんです。そういう大将たちを目覚めさせるというのもやりたい」と乗ってきて、司会から「『UDON2』の発表会みたいになってきましたね」と声をかけると、「いつでも作りますよ(笑)」と、まんざらでもなさそうだった。

本広克行監督 映画「UDON2」へ意欲!「いつでも作りますよ(笑)」
本広克行監督
本広克行監督 映画「UDON2」へ意欲!「いつでも作りますよ(笑)」
田尾和俊氏
本広克行監督 映画「UDON2」へ意欲!「いつでも作りますよ(笑)」
宮武一郎氏
本広克行監督 映画「UDON2」へ意欲!「いつでも作りますよ(笑)」
成瀬哲也社長
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