舞台『CLOCK ZERO ～終焉の一秒～ Re-verse-mind』プレイベントが5日、東京大学本郷キャンパス内の福武ホールで開かれ、神賀旭役・松本祐一、ビショップ役・北村健人、ルーク役・櫻井圭登、情報屋役・村上耕平、放浪者役・瀬戸啓太、反逆者役・大島崚、哲学者役・悠斗、長役・黒藤結軌、楓役・鷲尾修斗が登壇した。
本作はアイデアファクトリー（オトメイト）より2010年11月に発売されたプレイステーション2用ソフト 恋愛アドベンチャーゲーム。“泣ける乙女ゲーム”として人気の作品で、2011年にはPSP版、今年4月にはPS Vita版『CLOCK ZERO ～終焉の一秒～ ExTime』が発売。舞台では2013年秋、2014年春、2015年夏に初演・再演・新作と次々に舞台化し、今回は4度目の上演となり内容・キャストともに一新したものとなる。
今月25日より上演される同作と“コンテンツ創造科学”を研究する東京大学大学院情報学環 馬場章研究室がコラボをすることから本イベントが実現した。冒頭は鷲尾が司会として登場。大学構内ということで、出席を取るスタイルで、場内の空気を温めると、全員一斉に登壇でスタートとなった。
まずは、舞台『CLOCK ZERO』の進捗状況のコーナーから。カメラマンではない、スタッフが撮影した感じのオフショット公開となり、ブロマイドとして物販で販売されるかどうかは現時点では分からない貴重なショットが公開され、キャストたちはそれぞれ、撮影時を思い出し、瀬戸が「静止している大島さんがNGが多かった」と暴露したり、松本は「角度とか大変でした」と、しみじみ。村上は寝そべりながら撮ったことを「寝て撮った」と話し、黒藤から「仕事場で寝ないよ～」と、からかわれる一幕もあるなどで盛り上がった。
続いて、質問コーナーでは、櫻井が、稽古場の様子に「みなさん素敵で、努力家の人しかいない」と、関心しきりで、瀬戸も、「櫻井くんの尊敬するところなんですけれど、毎回稽古ごとに『どうだった？』って聞いてくれて、『ここ、こうした方がいいと思うよ』とか比較のアドバイスもくれて」と、しっかり信頼関係を築いているのだとか。大島も、「（大島が）あまり稽古に参加できない状況ですけど、稽古に行くたびに進化していって、とあるシーンで感動したんで（北村に）『めっちゃ頑張るわ！』ってメールしました。1つの作品をみんなで作っていっている感じがしますね」と、熱気を。
さらに、“政府チーム”と“有心会チーム”の2チームに分かれて、キャストの1人の描いた絵が何かを当てるコーナーでは、しっかりとしたものから、謎の絵までさまざまに描かれ、正解とともに珍回答も続出する展開で盛り上がり、敗者の“政府チーム”の4人はセンブリ茶を飲むハメになり、しっかりと罰を受けていた。
その後、劇中歌が『打倒政府』、『かごの鳥』、『心を得ろ』『四つ葉のクローバー』、『灰色の世界』、『正義のヒーロー』、『政府解体』、『君の使命』となったことが明かされ、新曲は『別れ』となることもアナウンス。各キャラクターの、舞台上でのセリフをワンフレーズだけ、お披露目するコーナーを経て、神賀が翌6日が誕生日なことから、松本へケーキプレゼントもあるなど盛り上がった。
そして、いよいよラストへ。
黒藤「卒業以来赤門くぐったの久しぶりで。ごめん！夢の話だった（笑）。こんなワチャワチャした現場で稽古していますけど、締めるところは締めて、しっかり稽古中はこのワチャワチャ感が嘘かのような、真剣な戦いの顔になったりとか、恋の顔になったりとか、いろんな表情になっていますので、本編でその1つ1つを観てもらえたら」
大島「前回よりもとてつもなくパワーアップしています。ぜひぜひみなさん観に来てください」
瀬戸「今回初めて『CLOCK ZERO』に参加ということで、受け入れてもらえるか分からないですけど、僕がやった放浪者を受け入れてもらえるよう頑張ります」
悠斗「哲学者を初めて演じるので、みなさんがどう思ってくれたりするのか、楽しみです。本番まで楽しみにしていてください」
村上「今回、情報屋をやらせていただきますけど、メンバーと仲良くて、毎日すごく稽古が楽しいんです。きょうは、（観客の）みなさんのお顔を見れて気が引き締まりました」
櫻井「僕も周りのキャストさんに刺激をもらいながら、自分らしくルークを1から作っていますので、また新しい最強な『CLOCK ZERO』ができると思います。本番を楽しみにして頂ければ嬉しいです」
北村「僕自身2回目のビショップです。前回は、本当に知らないことが多くて、まだまだ可能性に満ち溢れた作品だと思います。舞台4回目ということで、新たな可能性を舞台として提示できれば。『CLOCK ZERO』という作品に恩返しできればと思っています。劇場でみなさんをお待ちしています」
松本「新しいキャストになって僕も、今回から初ということで、いままでみなさんが作り上げてきた『CZ』を大事にしつつ、新たな一面が知れる『CZ』を観せていければ。劇場で会いましょう」
舞台『CLOCK ZERO ～終焉の一秒～ Re-verse-mind』は25日から8月2日まで東京・新宿のシアターサンモールにて全10公演で上演！
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（C）2015 CLOCK ZERO ～終焉の一秒～ Re-verse-mind製作委員会
