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知花くらら“恋”きっかけで活動開始!「女性って本当に太陽みたいな存在」

知花くらら“恋”きっかけで活動開始!「女性って本当に太陽みたいな存在」
知花くららが“恋”を語った

 モデル・知花くらら(33)が8日、東京・西麻布のフランス大使館で第10回『ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞』授賞式に特別賞受賞のため登壇した。

 2005年に日本の若手女性科学者が研究活動を継続することをできるよう奨励することを目的として創設された賞。物質科学分野と生命科学分野からそれぞれ2人選出される。

 物質科学分野からは、将来的に医薬品の迅速供給などの可能性を秘めている次世代ポリオール合成法を研究する山本久美子氏(29)、磁力の研究で磁壁に注目しHDDとは違った新たな記憶装置の実用化に向けて貢献している吉村瑶子氏(26)が受賞。

知花くらら「ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」で特別賞受賞!国連WFP大使活動が評価
左から向井氏、林氏、吉村氏、山本氏

 生命科学分野からは、植物の気孔を研究し光合成を向上したサトウキビやトウモロコシの有用植物の開発などの可能性を秘めた研究をしている林真妃氏(28)、白血病ウイルスの研究で優れた治療法の開発へ向け詳細を解析している向井理紗氏(27)が受賞となった。

 一方の知花は2007年からWFP国連世界食糧計画の日本初の国連WFP日本大使を務め、学校給食プログラムを通じて、食が栄養不足の開発途上国の子どもたちの命を支え、学校へ通うきっかけとなり、教育の機会につながることを訴求する啓発活動を8年以上行っていることからこのたび特別賞の受賞となった。

 エメラルドグリーンのドレス姿で登壇した知花。受賞へ「こんな素晴らしい賞を頂き本当に光栄に思っています。WFPの国連大使として、世界の状況をお伝えするのが私の務めですが、たくさんの方々が、お耳を貸してくださることで私たちの活動は成り立っています。ですので、感謝の気持ちでいっぱいです」と、笑みを見せる。

知花くらら「ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」で特別賞受賞!国連WFP大使活動が評価
 

 活動を始めたきっかけについて、「ある活動に恋をしたからなんです」と、ユーモアあふれる言葉から切り出し、「学校給食プログラムという活動があるのですが、食べ物の足りていない地域で、学校給食を支援するという活動です。貧しい地域って、お子さんが家庭の働き手だと思ってらっしゃる状況があるようなんです。それで子どもたちがつい、学校に行けなくなってしまうという状況が世界にはあります。WFPが学校給食を支援することで、『学校でお食事ができるなら。学校に行って来なさい』と声をかけてくださるそうなんです。そうやって、子どもたちの出席率が上がって、成績も上がっていく。この活動って、未来への種まきなんだなと感じています。小さな一歩かもしれませんけど、食べ物が教育の呼び水となる。それが子どもたちの大きな未来へ、大きな可能性につながっていると思うと、私は毎年現地を訪れているんです」と、思いをスピーチ。

 現地では、「たくさんのお母さん方にお会いするんですが、厳しい状況でもいつも明るく、私を迎えてくれるんです。アフリカのお母さんは、『あなたも輪に加わって』と一緒に歌ったり踊ったりすることもあるくらいです。いつもそのエネルギーに驚かされます」と、女性のパワーを肌で感じているそうだ。

 「どんなにおなかを空かせていても、子どもたちのためなら、出ない乳さえ投げ出すという姿を見ていつも勇気をもらっています。女性って本当に太陽みたいな存在だなとすごく感じているんです。本日ご登壇の女性科学者のみなさまも、世界中の人々の毎日を、生活を明るく照らしてくれる、そんな技術や研究をなさってくださっていることに、ありがたいなと思いますし、同じ女性として、感謝もして頑張って行きたいと思っています」と、しめくくった。

 また、本イベントには常陸宮妃殿下もご臨席された。

知花くらら「ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」で特別賞受賞!国連WFP大使活動が評価

知花くらら「ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」で特別賞受賞!国連WFP大使活動が評価

知花くらら「ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」で特別賞受賞!国連WFP大使活動が評価

知花くらら「ロレアル―ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」で特別賞受賞!国連WFP大使活動が評価
 
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