女優の剛力彩芽（19）がが12日、調布市の調布グリーンホールで行われた『第21回日本映画批評家大賞』授賞式にAKB48の前田敦子（20）らと登場した。
音楽を奏でることで崩れそうな家族の絆の再生を描いた映画『カルテット！』で新人賞を受賞した剛力は純白のノースリーブのドレスで壇上に。東日本大震災により大きな液状化被害を受けたロケ地・浦安での撮影に「今回ここに立つまで、新人賞をいただけるという実感がわいてなかったんですけど…私もみなさんのために何ができるか考えたのですが、私には演技をしてお芝居をしてみなさんを少しでも勇気づけられたら」と思わず涙ぐんだ。そして「一生に一度の賞ということで、ここがあるからスタートだと思って、ひとりでも多くの人に笑顔や幸せを与えられたらいいなと思います」と瞳を潤ませていた。
年の近い前田と仲よさそうに話しながら笑顔で報道陣の前に立った剛力は「泣きそうになりながら、これでは伝えきれないぞとこらえてました。私ひとりではいただけなかった賞。たくさんの人に支えていただいて日々成長していけたら」と改めて思いを語った。
映画には多くの浦安市民のエキストラが出演しているが「このまま撮影を続けていっていいのかみんな悩みました。でも、浦安のみなさんはすごく暖かく受け止めてくださって逆に私が元気をもらえたり支えられました。人と人とのつながりを改めて感じました」と話す剛力。「最後のシーンには700人くらい集まっていただいて、映画に出るのも思い出だし、ひとりの人間としても忘れられない作品になりました」と感慨深く語った。
報道陣から「映画を観て他の人の演技を参考にする？」と聞かれると「今日もご一緒させていただいた西田敏行さんの演技がすごく好きで、盗めたらいいなと思うんですけど」と報道陣を沸かせ「いつか近くで一緒にお芝居できたらいいな」。また、「どんな役に挑戦してみたいですか？」とたずねられると「社会人役、OLとかいろんな役に挑戦してみたい」と意気込んていた。
