
女優・黒木瞳(54)、佐々木希(27)、俳優・古谷一行(71)、石丸幹二(49)が4日、都内で今月12日より放送がスタートなる連続ドラマW『スケープゴート』(WOWOW、日曜・午後10時~)完成披露試写会に原作者の幸田真音氏(63)とともに登壇した。
主人公の女性政治家・三崎皓子(黒木)が女性初の総理大臣のポストに向けて突き進む姿が描かれる作品。権力と嫉妬が渦巻く永田町で、活躍すればするほど男性長老議員から強まる風当たりが強くなるという政治色のドラマとともに、自らの仕事のため家族に負担がかかっていることを心苦しく思いながらも仕事を捨てられないという、働く女性が抱えるジレンマに向き合う姿が描かれる。

黒木は政治家のポストとして金融担当大臣から始まることとなり、「金融担当大臣になっちゃいました」と、お茶目な笑顔を見せる。台本を読んだ時のことを、「全4話あるんですが、まとめて読ませて頂いた時に、セリフの内容が難しいですし、量もすごいありましたので、ですから『これ誰が覚えるんだろう?あっ、私かい!』と、1人ツッコミをしました(苦笑)」と、相当に気合をいれないといけないものだったそう。
撮影現場では「大臣」と呼ばれることがあったそうで、「私のこと?と思っていたんですけど、そのうち快感になってしまって(笑)。責任の重さを感じながら演じてました」と、心情を。役を通しては、「政治家の方は本当に大変だと思いました」と、しみじみ。

そんな黒木について、初共演という石丸は「すごく聡明な方で、き然とした、芯の強いという感じで」と、べた褒め。皓子を政界に引き込むテレビ局局員という自身の役どころへは、「悪の心でやるというよりは、優しげにやっておいて、裏でキュッとやるみたいな演技をしました」と、意識したことを明かしていた。
さらにイベントでは、黒木がダルマに“黒き瞳”を書き入れヒット祈願するというシャレのきいた演出もあったが、「(ダルマに)瞳を入れたことはありません(苦笑)。では、大きな“黒き瞳”を書かせて頂きます」と、ノリノリで目玉を入れていた。
「三崎皓子のセリフで『いまの女性に地位や権力が与えられるとしたらそれは、誰かのスケープゴート役ぐらいしかないかもしれない。でも、それを利用して上っていく女性がいてもいいじゃない』っていうんですけど、女性が一生懸命に上っていくという女性を演じました。女性に1つのエールになるドラマになっていると思います」と、胸の内を語っていた連続ドラマW『スケープゴート』は12日午後10時より全4話で放送!














