俳優・阿部寛（50）が27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」で行われた『第38回日本アカデミー賞』授賞式に映画『ふしぎな岬の物語』（監督：成島出／配給：東映）で主演男優賞を受賞し登壇した。
女優・吉永小百合（69）がプロデューサーも務め、企画から手がけた。小さなカフェを営むヒロイン・悦子は、店に集まる人たちと語らい、ときのその悩みに耳を傾けたりしながら、心を癒していくという心あたたまる作品となる。
この撮影のために船舶免許を取得したという阿部。「吉永さんを乗せるというので緊張感があったので、船舶免許を何日間かかけて取りました」と、エピソードを。
本作は『モントリオール映画祭』にも出品され、現地に阿部も吉永も行ったが、司会の真木よう子（32）から「デートされたそうですね？」と、詰め寄られると、阿部は「街に吉永さんが行くというので、僕もついて『行きたいんですけど』と言って行きました」と、正直に話す。すると、吉永の大ファンな西田がその話題に食い付き、「いま阿部くんとの間にうっすらと薄い壁ができたような気がしました」と、微妙な距離が生じていた。
「吉永さんが引っ張っていってくれて、名古屋かで、吉永さんと共演するということは僕は、念願かなったというか、いい経験でしたね」と、笑みを見せていた。
