女優・夏菜(25)が24日、東京・新宿バルト9でVシネマ『流し屋 鉄平』(監督:榊英雄)一夜限りの上映イベントに俳優・高岡奏輔(32)、加藤慶祐(26)、勝矢(39)、女優・今野鮎莉(18)、榊監督(44)、音楽を担当した歌手・榊いずみ氏(46)とともに登壇した。
そのタイトルどおり、いまどき珍しい流しのギターリストとして、各地を気の向くまま渡り歩いているいわゆる“流し”を生業にしている御法川鉄平(寺島進)。ある日、飲み屋街で鉄平の歌を聞き、再び歌手の夢を追い始めることとなる朱美(夏菜)と出会い一目惚れしてしまう。後に2人は新宿で再会するのだが、朱美が音楽プロデューサー・金杉が経営し裏の顔を持っているショーパブで働いていることを知ることに。朱美の夢はどうなってしまうのか…。寺島が御法川鉄平名義で歌手デビューしていることでも話題となっている作品だ。
イベントがスタートとなると、榊いずみ氏らがアコースティックギターをかき鳴らしながら、寺島が劇中で歌う『ROAD MOVIE』と夏菜が歌う『Woo Baby』を披露。手拍子も入るなど、劇場がライブ会場さながらの雰囲気となり場内を温めた。
黒のひざ上10センチはあるワンピース姿で美脚を見せながら登壇した夏菜。『Woo Baby』の歌唱の話題が挙がると榊いずみ氏は「レコーディングスタジオに入ったらつるっと歌ってました。(スタジオの)みんなハートマーク出てましたよ」と、魅了していたと証言。
それに夏菜は、「いやもう必死でした。歌いたくなかったんで、役者ではあるけど歌手やアーティストではないので、『どうやって表現したらいいんだろう』とか、『声出ないなぁ』と、必死にもがきながらやりました」と、自分の中では苦労していたそう。
曲の話は続き、劇中、夏菜と楽曲を制作する役どころで、約2年ぶりの映像作品の撮影となった高岡。完全防寒の装いで壇上に立ったため大汗をかき苦笑いを浮かべつつ、「榊いずみさんにお付き合い頂いて、コードから教えてもらいました」と、猛練習したそうで、榊いずみ氏も「みなさんご覧頂いたらビックリしますよ!」と、太鼓判だった。
また、本日登壇のなかった寺島からは、メッセージが届き、「きょうは撮影があって、残念ながら参上できなくて申し訳ない。出演者のみんな任せたぞ!みんなに元気もらないがら毎日、撮影したことを思いだすよ。来てくれたみんなに楽しんで観てほしいな。きょうはありがとう!」と司会が読み上げ、寺島の人となりが伝わってくるようなコメント。
そんな寺島について、夏菜は、「(寺島は)監督とバトルしながらでしたけど、鮎莉ちゃんと私にはすごく優しい目をして、お話してくれて温かかった」と、ほんわかエピソードを話すと、逆に高岡は、「僕は厳しかったですね。地味にツッコんでくださることがあって」と、対称的に話していた。
東映Vシネマ『流し屋鉄平』は3月13日よりDVDで4500円(税抜)でリリース!