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中野裕太 初主演映画「ゆうばり国際映画祭」フォアキャスト部門で上映!30代男の心情熱演

中野裕太 初主演映画「ゆうばり国際映画祭」フォアキャスト部門で上映!30代男の心情熱演
中野裕太が30代男の夢と現実を表現する

 俳優・中野裕太(29)が初主演した映画『もうしません!』が今年2月19日より開催される『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015』フォアキャスト部門で上映されることが、分かった。

 同作は、映画とラジオという異色のジャンルを組み合わせた、新感覚ラジオ映画。キャストには、中野のほか、主人公を取り巻く人々に人気声優・田野アサミ(27)、舞台で活躍の場を広げている平方元基(29)、ベテラン俳優・升毅(59)をはじめ、人気沸騰中の女性バイオリニスト・AYASAといった豪華な顔ぶれを起用。自主制作ながらも、豪華キャストが勢ぞろいしている。

 “夢をみるか、現実をみるか”をテーマにしており、10代や20代の若者を描いた甘酸っぱい青春ものではなく、今まで何となく生きてきたが、ふとこのままでいいのかと不安になる30代男の心境を描いたほろ苦い青春もの。漠然と生きている自分への思いや、ずっと中途半端なままの自分への不満など、大人なら誰しもが一度は思ったことのあるモヤモヤした感情を真正面から リアルに描き出す。

 本作で初主演することに中野は、「仕上がった作品を観た時には、主演させていただいたということはもちろんなのですが、みんなで注力し試行錯誤しながら1つの作品の完成まで辿り着いたという事実が、ひときわ感慨深かったです」と、感じ入るものがあったという。

 見どころについては、「劇中劇の面白さや、モキュメンタリーの妙などをあしらった、実験的な構成になっています。また全体のテンポ感も早く、非常に独特な個性に溢れた作品に仕上がっていますよ。観終わった頃には、『自分の周りの人をもっと大切にしよう』と感じてくれれば幸いです」と、メッセージを寄せている。

 映画『もうしません!』は今春公開予定で『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015』では22日午後1時より上映予定!

 ■STORY
 開局から3年、30歳のアングラ個人インターネットラジオ番組MC・近畿優作(中野)は、なかなか人気の上がらない番組の存続をかけて一世一代の手を打つ。それは、過去に自分を窮地から救ってくれたヴァイオリニスト・AYASA(21)をメインにした映画を作り、彼女と共に世間の注目を浴びようというもの。自分には何らかの才能があると信じてやまない優作は、それを証明するためにこれまで様々なチャレンジをするも結果は出ず、残された最後の手段が映画だった。友人のユーチューバーである梶巧(30)と山村一寿(29)の協力を得た優作は自身の書いた脚本を手に、映画プロデューサーの梶大貴(46)とAYASAの元を訪れる。

 しかし、そこは映像も音楽も素人レベルの優作のこと、すべてが空回りに。脚本家に構成の甘さを指摘され、昨今の映画業界の厳しさに直面し、AYASAバンド内の内輪もめに巻き込まれ、映画作りは一向に進まない。 さらには、知人の事業成功と、優作の元カノである木村綾子(32)の結婚というニュースが、うだつの上がらない優作をあせらせる。

 見切り発車で始めた撮影は、もちろんトラブルに次ぐ、トラブル。撮影を一旦中断せざるを得ない状況に陥った優作を救ったのは、常連の米カフェで米バリスタを務める、藤村葵(24)の一言。「優作さんの奮闘ぶりは、それこそまるでドラマを観ているよう」。その言葉に閃いた優作は、自分の今置かれている状況こそがドラマならばと、まさか自身の一連の騒動をそのまま映画化しようとする。

 これですべてが解決したかに思えた優作だが、最も根本的な問題に直面してしまう。「名も無い個人が主役の映画なんて、 一体誰が金を払って見に来るんだ?」。制作資金も底を尽き、遂にギブアップ宣言をする優作。すべては無駄骨に終わるのかと思ったその時、なんと一連の流れをラジオで聞いていたリスナーたちが映画作りを完結させようと優作の元に集結する。金もない、プロもいない、確証もない、手作り感満載の映画を作り上げた彼らが得たものそれは、それまで手にすることのできなかった充実感と達成感、そしてそれぞれがハッピーに生きるためのきっかけだった。

中野裕太 初主演映画「ゆうばり国際映画祭」フォアキャスト部門で上映!30代男の心情熱演

中野裕太 初主演映画「ゆうばり国際映画祭」フォアキャスト部門で上映!30代男の心情熱演

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