『美少女戦士セーラームーンCrystal』新キャスト発表イベント27日、千葉・イオンモール幕張新都心内のイオンシネマで開かれちびうさ／セーラーちびムーン役を福圓美里、セーラープルート役を前田愛が務めることが発表された。
1992年から月刊誌『なかよし』（講談社）で連載を開始した『美少女戦士セーラームーン』。原作単行本は17ヶ国語に翻訳され、アニメーションシリーズは40ヶ国以上の国で展開され社会現象を起こした作品として知られている。今年7月からニコニコ動画ほかにて放送がスタートしている。本イベントでは13、14話が先行上映となった。
この日は月野うさぎ／セーラームーン役・三石琴乃、水野亜美／セーラーマーキュリー役・金元寿子、火野レイ／セーラーマーズ役・佐藤利奈、木野まこと／セーラージュピター役・小清水亜美、愛野美奈子／セーラーヴィーナス役・伊藤静の5人のセーラー戦士キャストがまず登壇し、それぞれの思い出深かったエピソードを挙げるなどクロストークで盛り上がった（参照記事：三石琴乃 再びセーラームーン役に心中複雑だった！金元寿子 セリフ噛んで小清水亜美の後ろに隠れる）。
そしてトーク中盤、福圓と前田がそれぞれちびうさとセーラープルートとなったことが発表されると、場内は歓声で沸いた。
登壇した福圓は第一声で「きょうという日がすごく楽しみだったんですけど、出てくるときに今世紀最大に緊張しました。頑張ります！」と、心臓もバクバクだったという心情を明かすと、前田も「私も美里ちゃんと一緒で、今まで感じたことのないゾワッとした感じがありました（苦笑）」と言いつつ、「緊張はしているんですけど、私、やっとプルートをやると言えてスッキリしています！」と、解禁となった喜びを口に。
オーディションについては、メインメンバーと同じ時期だったという福圓は、「三石さんと掛け合いだったんで、仕事なんですけど、それだけでいい記念になったって思って」と話すと、三石から「記念にすな（笑）」とツッコミが入りつつ、「ただちょっと自信がなかったので、友だちに1時間くらいグチを言って…。そこからの合格だったんで、頑張ってきて良かったって思いました！」と、大喜びだったという。
さらに、福圓は、「私、セーラームーンはどストライク世代でちびうさ好きだったんです。いろんな面を見せられる役だったので嬉しかったです」と、笑みを見せた。
一方の前田も喜びを口にした後、声優の仕事を始める1年前にちびムーンの着ぐるみに入ってキャラクターショーに出演していた過去を話しだし、「背がちっちゃかったので、ちびムーンに入ってと言われたんです」とエピソードを披露。
それだけでなく、前田は、「青二プロダクションに入社した次の日に声優として初めて声を出したお仕事というのが、本編とは別にスタジオに新人が集められて、セーラースターライツのコンサートガヤで『キャー！』とか『夜天（光）くん！』という声を出したのが、生まれて初めてだったんです。それが一番最初の仕事で、いまセーラー戦士の中の人になれて、段階を踏んでなので、ありがたいなというか、達成感というか…。運命的なものを感じています」と、感慨深げだった。
最後に前田は、「選ばれたからには精いっぱい生き抜きたいと思っていますのでよろしくお願いします」と話し、福圓は、「みなさんの前でこの声が長えるようになるなんて土下座をしたいような気持ちですけど、すごい楽しく演じさせて頂いていますので、今後ともよろしくお願いします！」と、コメントしていた。
イベント後は第13、14話が上映され、ちびうさの登場シーンや第2期ブラック・ムーン編のPVも上映となった。
※記事内写真はすべて©武内直子・PNP・講談社・東映アニメーション
