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三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
三浦春馬が主演作へ思いを込めて語った

 俳優・三浦春馬(24)と行定勲監督(46)が20日、東京・早稲田の早稲田大学大隈講堂で開かれた『第27回早稲田映画まつり特別イベント<課外授業・国境を越える五分前>』に登場した。

 同大学の映画の祭典で、今年は『国境を越えた作品づくり』をテーマに開催。三浦は主演映画『真夜中の五分前』(監督:行定勲/配給:東映)が特別作品として本映画祭に選出されたことから登壇となる。作品は、作家・本多孝好氏による同名のベストセラー小説が原作で、過去に恋人を失い傷をかかえながら孤独に上海働いている日本人青年(三浦)が、ひょんなことから美しい双子の姉と恋に落ちたことから始まるロマンティックなミステリーとなる。

 オール上海ロケということに、三浦は、「僕も上海がすごく好きになりました。いろんな文化が交わってできている素敵な町並みなんです。昼間は昼間で柔らかな光に包まれている感じがしました。夜は綺麗ですけど妖艶に見えるところもあります。ガラっと印象が変わりました。中国語も感銘を受けて、頑張りたいと思いましたね」と、感想を。

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
 

 行定監督からは、上海ロケとなったことに、日本と中国という政治的な国際関係も頭にありながら撮影したと話しつつ、「たかが映画です。1つの映画を作れないようなのはダメだという気持ちが強くなりました。やってよかったと思いますし、文化がせめて手を結ばないと。確かに現地では大変でした。三浦くんも大変でした。でも間違いなくわれわれはやったんです。1つの映画は完成しました。そこに僕達なりのメッセージがある」と、熱を込めて語る。

 そんな、一筋縄ではいかなかった本作のオファーを受けた理由について三浦は、「自分がまだ踏み入れていないフィールド、ステージを目指しているという気持ちはもちろんあったんですが、行定監督と一緒に仕事ができるんだという喜びでした」と、行定監督が大きな理由だったのだとか。

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
行定監督の話に苦笑いする三浦

 それだけではなく、「この作品は明快なものではなくて、観て頂いた方々、役者も含めて深層部も考えてもらえる部分があって、表現でできることがあるんじゃないかと思ってワクワクしたんです。それを感じ取って頂けてより、観て頂いたみなさんの考え方が広がっていくような作品じゃないかと考えたんです」と、作品が持つメッセージ性への好奇心もあったそうだ。

 そして、話題は撮影に入ってからのことへ。上海の現地で三浦はスタッフ・キャストに通訳を通しても言葉が通じない場面が何度もあったそうで、「伝わらないところはジェスチャーとか、英語を使ってコミュニケーションをとっていました。通訳さんが表現することが僕の考えていること多少ズレているというのは現場では多々ありました。でも、だから『もういい!』と突き放したらビジネスとしてはダメ。そこに丁寧に時間を掛けてやったからこそ、僕達が届けたかった作品が届けられた」と、言葉の壁を乗り越えたことと合わせて、プロとしての冷静な目線も披露していた。

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
行定監督の話に苦笑いする三浦

 演技については、「監督が『もう1回やってみよう』と言うNGのときになぜNGなのか助監督を通しても言ってくれないんです。僕はそれを、まず自分で考えてえてみようと受け取ったんです。その方がより、いい方向に行くんじゃないかなと思った作品だったかなと思います」と、自分で演技を考えるきっかけになったという三浦。「あとはなんといっても、監督のこの作品に対する熱意を感じてて、僕がやらないとダメなんだという気持ちになりました。『アジアで1個の作品を作って証明しないと』という思いになって、監督の背中を追っていきたいなと思っていたんです」と続けた。

 そんな三浦について、行定監督は、「三浦春馬の普段の情緒とか生活とか考え方とかが出るといいなと思って撮っていたんです。そうしたら、映画のトーンが静かになったんですが、こんな作品になったのは三浦春馬のせいです!」と、まったく本作コンセプトとは逆の冗談を飛ばし、これに三浦は笑いながら「怖い怖い」と、おどけるというお互いの信頼関係を垣間見せる一幕も。

 行定監督の三浦話は続き、三浦がクランクイン3ヶ月前から中国語を猛特訓したことに触れ「下手でいい中国語がうまくなったりしてどうしてくれるんだよと(笑)。もう少し下手にしてくれと言って」と、エピソードも明かした。

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
中国語を披露し拍手を受ける三浦(右)

 トーク終盤に三浦は、「新しい景色は確実に観て、そこに生まれた思考もありました。この作品にかかわっていなかったら、その思考は5年経っても、10年経っても、もしかしたら一生至らなかったかもしれません。いろいろ考えるというのは自分の役者人生にとっていい財産になったなと感じています。本当にすごく光栄で、感謝しているし、たくさんの人にありがとうございますという気持ちもあります」と、晴れやかな表情で胸を張っていた。

 最後に三浦は司会から中国語でのあいさつを求められるという無茶ブリがされたが、落ち着いて流暢な中国語を披露。中国語の分からなかった方のために三浦自身で、「みなさんこんにちは、『真夜中の五分前』ぜひ観て下さい。よろしくお願いします!」と、翻訳し場内から喝采を浴びていた。

 映画『真夜中の五分前』は27日より全国公開!

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」

三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
三浦春馬
三浦春馬 中国語を流暢にスピーチで拍手喝采!主演新作は「役者人生でいい財産」
 
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行定勲監督
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